【通過率UP】ESで気を付ける注意点5つ|これを意識するだけ
こんな方に向けてESを書く時の注意点5つを解説していきます。
皆さん就活をしていると必ず書かなければならないものがあります。
それはES(エントリーシート)です。
ESを書く際には様々な注意点があり、注意点を無視して記事を書くと人事の目に留まることもなく落とされてしまいます。
今回はESの書き方の初歩的な注意点を抑えて、人事の目に留まるESを書く方法について見ていきましょう!
目次
ES書き方の基本事項5選
まず、ESを書く際の主な注意点を5つです。
ここさえ気を付けていればESのマナーで減点されることはありません。
実際にESを書く際には以下のことを念頭に置きながら書いていきましょう!
言葉遣いに気を付ける
ESを書く際によくやってしまう言葉遣いのミスとして下記の2つがあげられます。
まず『話し言葉』から解説していきます。
そもそもビジネス文章では話し言葉を使わないのがマナーです。
ESも企業に提出する大切な書類ですので、話し言葉はふさわしくありません。
接続詞
- 『なんで』・『だから』→『つまり』・『したがって』
- 『でも』→『しかし』・『だが』
上の接続詞などは、ついつい文章でも使ってしまう話し言葉の代表的な例です。
書き言葉にすると、このように訂正することが出来ます。
書いているときは無意識に使ってしまうのでなかなか気づきにくいものなのでESを書き終わったら必ず話し言葉が混ざっていないか確認しましょう。
次に『ですます調・である調の混在』について解説していきます。
『ですます調・である調の統一』は作文の基本的なルールなので、いくら良い文章が書けたとしてもここが守れていない時点でESとしては落とされてしまいます。
基本的に文章は『ですます調』か『である調』のどちらかで統一した方が良いです。
しかしESの中には
- 自己PR→『ですます調』
- ガクチカ→『である調』
- 志望動機→『ですます調』
などのように設問ごとに語尾がバラバラなESはよく見受けられます。
ESでは『ですます調』と『である調』のどちらでまとめた方がいいの?
と悩む方もいるでしょう。
結論からいうと、どちらでもいいです。
設問ごとに違う語尾を使いさえしなければ、基本はOKなので、自分のESが設問ごとに語尾が違っていないかを毎回確認しましょう。
伝えたいポイントを先に絞る
分かりやすく相手に伝えるには、伝えるポイントを絞る必要があります。
自分の今までやってきた経歴をすべて盛り込んでしまって、何を伝えたいかがわからないESはよく見受けられます。
あれもこれもアピールしたい気持ちはわかりますが、自分のエピソードの中から『自分の意志で動いて、何かを成し遂げたこと』をピックアップし、『その中でも特に印象に残っていること』に絞るといいでしょう!
企業の求める人物像と比較する
人事はどれだけ優秀な学生でも自分の企業に合わないまたは求めていない学生の場合は落とすことが多いです。
そこで、自分がどれだけ志望企業の求める人物像にあっているかをアピールする必要があります。
そのためにすることとしては以下のステップです。
1:志望企業の求める人物像を調べる。
↓
2:自分の強み、弱みを自己分析を通じて洗い出す。
↓
3:自分の強みややってきたことが志望企業でどのように役に立つかを言語化する。
もし、まだ自己分析をやっていない方がいましたら、下記の記事を参考にやってみて下さい!
上記のステップを行った後にESを書いてみると、以前のものよりもはるかに質が上がります!
抽象的な内容を避ける
皆さんは以下の自己PRを見て採用したい!と思いますか?
私はリーダーシップがあります。テニスサークルで会長をしたり、学生団体の代表を務めた経験もあります。
業務を行う際はただ単に指示をするのではなく、周りの気持ちを考えながら組織を回す力には自信があります。
サークルの合宿では、メンバーの様々な意見をくみ取るように工夫して今までにない合宿を作り上げることができました。
おそらく『たしかに頑張ったことはわかるけど・・・』という反応になってしまいますよね。
なぜ説得力がないのか、それはこの自己PRが抽象的だからです。
ESが抽象的にならないようにするためには下記のアドバイスを守りましょう!
- なるべく成果は定量的に書く
- 自分の行動だけでなく、その結果メンバーがどうなったのかまで記載
ここを意識した自己PRは以下のようになります。
私はリーダーシップがあります。
テニスサークルで200人のメンバーをまとめる会長をしたり、学生団体で100人のメンバーをまとめる代表を務めた経験もあります。
業務を行う際はただ単に指示をするのではなく、周りの気持ちを考えながら行動しました。
その時メンバー自身も自分の気持ちを汲み取ってくれて、僕の熱量が周りに伝染しました。
そのおかげで、自分含め全員が共通の目的を持つことができるようになりました。
サークルの合宿では、メンバーの様々な意見をくみ取るように工夫し、メンバー全員に共通の目的を持てるよう全員と1対1で話す機会を設けました。
その結果全員が合宿をより良いものにするという意識が芽生え、今までにない合宿を作ることができました。
たった少し文章に具体性を持たせるだけで文章の質と説得力が格段に上がります。
面接で聞かれることを想定して書く
基本的にESは最初の選考だけでなく、それ以降の選考でも使われることが多いです。
それこそ面接では自分の作成したESをもとに質問されます。
しかし、ESを書く際には少しでも通過率を上げようと話を盛ったり、嘘を書いてしまうことが多々あります。
こんなことをして通過しても次の面接では確実に落ちてしまうでしょう。
企業はあなたの素の人物像を見抜いてきます。
自分の志望企業に受かりたいなら、ESで話を盛ったり、嘘を書かずにありのままの自分で挑むことが一番得策です。
頻出質問ごとの注意点!
ここからはESでよく見る質問ごとに、注意することをみていきましょう!
それぞれの書き方を押さえれば、非常に読みやすくなること間違いなしです!
ガクチカ
ガクチカでは実際にあった事例を元に語ります。
自分の人生の中で大きな出来事や、ターニングポイントなどを洗い出してから書き始めましょう!
- 実際にあった出来事
- それに対する仮説・解釈、どのように対処したか
- その事例からどのような力を得たか
社会人の基礎スキルとして、論理的思考は非常に重要なものとなります。
だからこそ「どのように対処したのか」を論理的に述べることを意識しましょう。
具体的には、仮説・解釈の部分をしっかりと書くようにしましょう。
自己PR
自己PRは、個人の強みを人事に伝える場所になります。
- 最もアピールしたい内容(具体的に)
- 努力した内容(数字などデータを用いて)
- その能力が仕事にどう活かせるのか
企業によって求める人物像も様々です。「真面目、冷静」や、「熱血、努力」などがあります。
その都度、企業の求める人物像に近い自己PRの内容を変えていきましょう。
志望動機
志望動機では、人物像や志望度を測るものとして使われます。
ポイントを押さえて、人事に熱量が伝わるようポイントをみていきましょう!
- 企業のどこに魅力を感じているのか簡潔に述べる
- 他の企業(業界)ではダメな理由を述べる
- そう思う根拠を自身の価値観を交えて書く
- 会社でどのように活躍できるのか、強みなど含めて書く
他の企業(業界)ではいけない理由を述べる部分は非常に大切です。
この部分がないと、志望度は低いと判断されてしまう可能性があります。
もし書くのが難しければ、もう少し自己分析を進めることをお勧めします!
実際に初心者が書いてみた
就活初心者に、ガクチカ・自己PR・志望動機について実際に書いてもらいました!
それぞれにわけてみていきましょう!
ガクチカ
私が学生時代に力を入れていることは焼肉チェーンでのアルバイトです。
私は一昨年7月よりパントリー部門の教育係を任されています。
正月三が日の総売り上げ600万円を目標に立て、後輩教育に取り組みました。
教育では、ただ技術を教えるだけでなく、後輩と積極的にコミュニケーションを取りました。
そうすることで、後輩から悩みなどを相談してもらえるようになり、後輩のスキルアップにも繋がりました。
目標であった600万円も達成することができ、全店舗で1位を取ることができました。
ガクチカを劇的に改善する方法はコチラの記事から!
自己PR
私は苦手なことであってもやり抜く力があります。私は小学1年生の頃に空手を習い始めました。体が弱く、泣き虫であったため、稽古に通うのが嫌でした。
しかし、負けず嫌いであるため、ライバルであった友人には負けたくありませんでした。嫌であっても稽古を休むことはありませんでしたし、他の道場に出稽古にも行っていました。
小学6年生まで続け、ライバルの友人とともに黒帯を締めることができました。
魅力が伝わる自己PRにする方法はコチラの記事から!
志望動機
私は人と接することが好きです。そして、人に私を通して良い影響を与えたいと思っています。
人材業界は人に良い影響に与え、人の将来を変えることができると考えています。
これはぱっと見よくかけているESのように見えますね。
しかし、基本事項を押さえられていないESなのです。
一緒に添削をしていきましょう!
就活アドバイザーが基本事項で添削!
『ですます調』と『である調』
このESでは『ですます調』がしっかりと統一されていますね。
このように『ですます調』と『である調』を統一するように注意して書くようにしましょう!
伝えたいポイントを絞れているか
一見書けているように見えますが、内容としては非常に薄くなっています。
ESを書くときは伝えたい内容をしっかりと定めた上で書き始めるようにしましょう!
例えば、ガクチカの内容でみると
事実が書かれているだけで、解釈と得たスキルを書いてありません。
自分がその体験から何を学んだのか、伝えたい内容が分からなくなっています。
焼肉店でのアルバイトに力を入れています。私は一昨年7月よりパントリー部門の教育係を任されています。
全店舗で売上一位を目指すために、例年の正月三ヶ日の総売上500万に対し総売り上げ600万円を目標として立てました。
新人が業務内容を理解できておらず混雑することが多くあることから、新人教育に力を入れました。
教育では、ただ技術を教えるだけでなく後輩と積極的にコミュニケーションを取ることによって、職場環境の風通しをよくすることに尽力しました。
そうすることで、後輩から悩みなどを相談してもらえるようになり、後輩のスキルアップにも繋がりました。
目標であった600万円も達成することができ、全店舗で1位を取ることができました。
このように、なぜそのようにしたのか・どのような解釈があるからその施策を打ち出したのかなどの具体性を交えて書くようにしましょう。
この部分を追求してESを書ければ面接時に聞かれてもスラスラ答えることができます。
以上のことに気を付ければ上記のESはさらによくなることでしょう!
ESで気を付ける5つの事|まとめ
ESは少しの注意点を意識するだけで劇的に質が上がるものです。
この記事を読んで最良のESを書けるようになりましょう!
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