医療業界の職種29種を大公開!医療業界を知り尽そう
皆さんこんにちは!
CLUTCH TIMES編集長です!

- 医療業界って種類が多すぎてよくわからない
- どんなものがあるのかな?
医療業界の職種についてこんな風に迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな皆さんに向けて医療業界の職種について解説していきます!
目次
医療業界とは何か
新型コロナウイルスの影響で、「医療従事者」という単語をよく耳にするようになった方も多いのではないでしょうか。
しかし、この医療従事者に明確な定義付けはなく、医療に携わる全体を指すものとして使用されています。
このように、医療業界に関する捉え方はかなり幅広いものです。
具体的には、病院や診療所などの医療機関、製薬会社、医薬品卸、医療機器メーカーや医療事務などがあります。
では、早速その職種を見ていきましょう。
医療業界の職種:診療・治療する
職種1:医師
医療業界でもっとも有名な職種です。
病気の怪我の診察、治療を行います。
医師には、患者を治療する臨床医と、病気を研究する研究医の2つのタイプがあり、多くは臨床医となって、医療チームの責任者として患者の治療にあたります。
また、医師は技量だけでなく、人間性とコミュニケーション能力が問われる仕事です。
生命を守る仕事だけに、大学で6年間学び国家試験に合格しても研修や臨床経験が必要なので、一人前になるまでの道のりはかなり長いのが特徴です。
職種2:歯科医師
歯と歯ぐきの健康と治療に携わる職業です。
虫歯の治療や抜歯、歯周病の治療、義歯やブリッジによる補綴が主な業務です。
虫歯を予防するために教育機関で検診をしたり、歯並びをきれいにするための矯正を行うこともあります。
多くの歯科医師は、それらのほぼすべてを一手に引き受けて行っていますが、最近は「矯正歯科」や「審美歯科」として専門的な治療だけを行う歯科医師も増えており、業務の幅はそれぞれです。
職種3:助産師
お産のサポートを始め、妊婦の出産前後に広く関わりサポートを行います。
かつては産婆と呼ばれ、特別な資格などはありませんでした。
しかし現在では国家資格が必要な職業となり、医療業界の代表的な職種です。
また、助産師は日本の法律において女性のみが就業できる職業に指定されています。
職種4:救命救急士
傷病者を救急車で病院に運ぶ間、医師の指示のもと、心臓マッサージ、輸液点滴、気道の確保、あるいは人工呼吸による呼吸管理などの救急救命処置を行います。
一刻を争う生命の危機に直面することも多い為、冷静沈着な行動、的確な判断力、幅広い医療知識が必要とされます。
有資格者の多くが、消防関係者なのが特徴です。
医療業界の職種:診療・治療をサポートする
職種5:看護師(准看護師)
医師の指示により診療や手術におけるサポート、入院患者に対する検温・検査・投薬・報告などを、医療スタッフと連携して行います。
業務の幅は広く、入院患者を担当する場合は夜勤もあるので、体力的にはかなりハードな職業です。
ただし慢性的に人手不足なので、資格取得後の就職はスムーズです。
准看護師は、医師や看護師の指示の下、病気や怪我を患っている人の看護や診療の補助を行う仕事です。
看護師との違いは資格の発行者で、国家資格ではなく、都道府県知事が発行する資格です。
しかし、介護福祉士には許可されていない医療行為が可能なため、介護施設など必要とされる仕事場はかなり多くあります。
職種6:作業療法士
心身に障害を抱える人を対象に、リハビリテーションを行います。
作業療法士が目指すのは、応用動作能力・社会的適応能力を高めて、社会復帰を促すことです。
そのために、日常生活の動作訓練、手芸・陶芸・園芸・絵画などの創作活動や、音楽・ゲーム・スポーツを利用した機能回復など、より実生活に近い動作の訓練によるサポートが業務になります。
職種7:理学療法士
医師の指示を受け、病気やケガで身体に障害を抱える人が、主に「起きる」「立つ」「歩く」といった基本的な動作を回復し、身体機能全般が向上するよう、各種療法を使ってサポートを行うスペシャリストが理学療法士です。
その手段には、運動療法、水中療法、温熱療法、電気・光線療法、マッサージなどがあり、個々の症状により、医療スタッフと相談しながら計画を立てて業務を行います。
職種8:言語聴覚士
聴く・話すといった言語コミュニケーションが困難となってしまった方を支援する仕事です。
担当者の状況を改善・軽減するため発声練習や手話などでリハビリを行います。
ほかにも摂食嚥下の方のサポートや、聞こえの障害に対しては補聴器の装着や人工内耳の調整も行うなど、幅広いスキルが必要な職業です。
職種9:視能訓練士
視機能検査と矯正訓練を行う専門の職業です。
眼科医師の指示による視力、視野、屈折、調節、色覚、眼圧、眼球運動などの検査を行います。
また、斜視や弱視の視機能回復の矯正訓練や治療計画の立案、学校や職場での集団検診、視力が低下した高齢者などに対するリハビリ指導などの仕事をするほか、各種光学機器を用いて視能矯正訓練を行う場合もあります。
職種10:義肢装具士
病気や事故で、手足の一部または全部をなくした人のために、医師の処方により義手や義足をつくり、身体に合うよう調整する仕事です。
仕事は採寸・採型、製作、適合調整、装着指導、保守管理の流れで行います。
しかし、最近は分業化が進み、製作は技術者が担当することもあります。
また、義肢だけではなく、車椅子や杖などの補装具の製作を手がけることもあり、患者一人一人に向き合って行う仕事です。
職種11:歯科衛生士
歯科医師の診療をさまざまな側面からサポートします。
具体的には予診、器具の消毒、治療に使用する材料の準備や後片付け、患者の口腔内の清掃や薬物の塗布、治療器具の受け渡し、歯石の除去、歯磨き指導などがあります。
治療の前後には、患者と会話することが多く、緊張感をほぐす気配りが求められるなど、コミュニケーション能力も必要とされます。
職種12:歯科技工士
歯科医師の指示書に従い、患者の歯に合わせた詰め物や被せ物を作成します。
ほかにも、入れ歯・矯正器具・インプラントなどの製作やメンテナンスも業務の一環です。
就業場所の約7割が歯科技工所で、残りが病院や診療所となるような職業です。
医療業界の職種:検査する
職種13:診療放射線技師
医師または歯科医師の指示を受けて放射線を人体に照射する仕事です。
骨やその周囲の組織の異常、病巣を映す画像撮影、ラジオアイソトープ診断のための検査、がんや肉腫細胞をなくすための放射線照射や放射線管理などを行います。
近年では、放射線を使用しないMRI(核磁気共鳴画像)を扱うなど業務範囲が広がっている職業です。
職種14:臨床検査技師
医師の指示に従って、機器や超音波を用いて身体の状態の検査をするために、脳波や心電図などをとったり、血液や胃液、粘膜、尿、便といった検体を身体から取り出して検査を行ったりする仕事です。
医師は、これらの検査結果によって、病気の診断や治療方針について判断を下すので、責任は重大です。
医療業界の職種:医療機器を操作する
職種15:臨床工学技士
「生命維持管理装置」と呼ばれる人工透析装置、人工呼吸装置などの機器を操作し、異常や故障のないように保守・管理を行います。
手術に立ち会う、重症患者の治療をする集中治療室の装置を扱うなど、生命に直結した場面での仕事も多く、絶対にミスは許されない職業です。
確かな技術と安全への強い意識が求められるため、就業は狭き門となります。
医療業界の職種:精神面をケアする
職種16:精神保健福祉士
医師や看護師、作業療法士などと力を合わせて、精神に障害を抱える人やその家族の相談に応じ、社会復帰をめざして助言・指導を行います。
受診や入院の相談、退院後の住む場所や職場のことなどを、家庭の事情に応じて一緒に考えたり、社会復帰するためのトレーニングを指導するなど、さまざまな面から精神的な面へのサポートをしていく職業です。
職種17:臨床心理士
心理的な悩みや課題を解決する専門家として、広くカウンセラーやセラピストと呼ばれる場合もあります。
「臨床心理士」自体は指定された大学院の修士課程を修め、日本臨床心理士資格認定協会の資格を取得した人のこと差します。
心に悩みを抱える人の相談に乗り、解決へ導くため、心理学の知識と技法を用いての心理カウンセリングや精神分析など、専門的な援助をしていくのが主な業務です。
職種18:音楽療法士
音楽の楽しさや心地よさを活用して心身をケアする職業です。
音楽の効果を利用して、心に何らかの問題を抱える人の精神的な健康を回復したり、維持・向上を図ったりするのが音楽療法です。
音楽療法士の仕事は、対象者に合わせて音楽を聴かせる、あるいは歌を歌う、楽器を演奏するなどの療法を考え指導をします。
音楽に加えて、心理学的な知識も必要とされ、現在はその社会的なニーズとともに、関心が高まっている職種です。
医療業界の職種:病院のサポートをする
職種19:医療事務
医療事務は、主に病院や医院の窓口における受付、治療にかかった費用の計算・請求、保険証の確認、カルテの作成・管理などを行う仕事です。
>特別な資格などは必要ありませんが、病院に訪れる患者に対して一人一人対応しなければいけません。
病院内の知識をしっかりつけた上で、どのような相手にも丁寧に対応できる忍耐力が必要です。
職種20:医療秘書
医療秘書は、医療事務の業務に加え、医師が抱える事務の補佐やスケジュール管理も行う仕事です。
医療事務や医療秘書は、必須資格がない分秘書検定などの関連資格を取得しておくと就活に有利です。
職種21:診療情報管理士
病院の診療記録にある情報を管理、加工、分析する仕事。患者に対する医師の診断結果、治療状況や期間、薬の種類、検査の有無や種類といったデータをコンピュータで整理します。
診療記録に不備がないかの確認、データ分析による統計資料の作成を行うこともあるような職種です。
医療の質の向上、病院の経営管理において、重要な役割を果たしているため、その責任は重大です。
医療業界の職種:薬を提供する
職種22:薬剤師
医師の処方により薬を調剤するのが主な仕事です。
医師に協力し患者の症状やアレルギー歴などを考慮して、副作用がないように調合します。
薬剤師資格を生かし、薬局やドラッグストアで市販薬に対してアドバイスをする仕事もあり、調剤の仕事同様、患者への服薬指導をする重要な役割を担っています。
また、製薬会社で医薬品の研究開発・製造などに携わる場合もあります。
医療業界の職種:予防に関わる
職種23:保健師
赤ちゃんからお年寄りまで、その地域の全世代の保健指導や健康管理が仕事です。
看護師のように病気の治療に関わるわけではなく、病気や健康トラブルを未然に防ぐ予防医療の役割を担っています。
病院や介護施設、企業や教育機関など、活躍の場は幅広くあります。
医療業界の職種:制度面でサポートする
職種24:社会福祉士
人と制度を結ぶコーディネーターです。
この資格があれば、いわゆる「ソーシャルワーカー」や「施設相談員」として活躍の幅が広がります。
身体的・精神的に障害を抱えていたり、社会的に疎外されているなど、さまざまな理由によって健全な日常生活を送ることができなくなった人の相談に応じて、援助方針を考え、医療制度・介護保険制度・年金制度など、既存の諸制度を活用しながら問題を解決するように導いていくことが職務です。
そのほかにもある医療業界の職種
意外と知らないはり・きゅう関連の職種
職種26:あん摩マッサージ指圧師
東洋医学に基づき、あん摩、マッサージ、指圧の技術を用いて患者の自然治癒力や免疫力を高める仕事です。
器具を使用しないため、なでる・押す・揉む・叩く・さするなどの手技で血行を改善し、不調を和らげます。
職種27:はり師
注射針とは異なるステンレス製の細い針を使って体のツボを刺激することで治療を行います。
はり師によっては鍼に電流を流して治療することもあります。
職種28:きゅう師
薬草から作られる“もぐさ”を使い、ツボに刺激を与えて治療を行う仕事です。
体への負担がほとんどないため、肩こりや腰痛、冷え性以外にも幅広い治療に使われています。
職種29:柔道整復師
かつては“ほねつぎ”や“接骨師”とされていた仕事です。
骨折や脱臼、ねん挫などの損傷を骨や関節を整復・固定し、器具を使わず自然治癒力で治療します。
接骨院や整骨院で働くほか、スポーツトレーナーとしての働き方もあります。
医療業界の志望動機の書き方
ここまでで職種を理解できたら、次は志望動機を書いてみましょう。
しかし、いきなり書き出すのは難しいという方も多いのではないでしょうか。
こちら記事ではそんな悩みを一掃できます。
具体的な書き方から実際の例文までご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は医療業界の職種をたっぷりご紹介しました。
職種が幅広く存在する医療業界は、そのやりがいやサポートする相手も様々です。
自分がどこに携わりどのように、誰に貢献したいのかを考えた上で職種選びをしてみましょう!
digmeeでは職種選びなどの相談を始め、志望動機やガクチカのES添削、面接練習など幅広い就活相談ができるキャリア面談を無料で行っています。
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