就活生に人気のサイバーエージェントを企業研究してみた

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サイバーエージェントの基本情報

サイバーエージェント

社名:                  株式会社サイバーエージェント(CyberAgent, Inc.)

本社所在地:       東京都渋谷区宇田川町40番1号 Abema Towers

代表者:              代表取締役社長 藤田 晋

設立:                 1998年3月18日

資本金:             7,203百万円(2019年9月末現在)

事業内容          メディア事業

                         インターネット広告事業

                         ゲーム事業 投資育成事業

サイバーエージェントのホームページはこちら

 

サイバーエージェントの事業内容

web広告事業

広告業界では、電通や博報堂のように4マスすべての媒体を使う総合広告代理店がありますが、サイバーエージェントはwebに特化した専業広告代理店です。web広告事業はサイバーエージェント全体の事業の中の57%を占め、約2,600億の売り上げがあります。web広告のみなら圧倒的に差をつけて国内1位だと言えます。しかし、サイバーエージェントは日本国内のみでの事業展開なので、広告全体の売り上げで比べると、積極的に海外展開している電博の売り上げにはまだまだ差があります。また、広告事業での利益を接客的に他事業部に投資する姿勢があり、広告事業があるためサイバーエージェントは他の事業を作り上げることができたと言われています。

 

ゲーム事業

2009年に参入したゲーム事業は、スマートフォンゲームの市場成長と共に規模を拡大。2018年から市場成長が鈍化しつつも、主力タイトルが複数あること、定期的な新規タイトルのヒットが奏功し、安定した事業になっています。サイバーエージェントの中では33%を占めています。2019年の売り上げでは、ゲーム事業単体で1,520億を売り上げるほど拡大しています。

メディア事業

メディア事業は、2016年4月に開局したテレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」や国内最大のブログサービス「Amebaブログ」等を提供しています。「ABEMA」では多額の投資を行なっているも投資額を回収できるか株主は不安を抱えている現状です。なぜなら、インターネットでのメディア事業では「NETFLIX」や「amazon prime」のような市場を独占しうる企業が存在するためです。

 

 

広告業界から見るサイバーエージェント

広告業界の現状

2019年の広告業界の広告費は約7兆円です。広告業界はTV、新聞、ラジオ、Webの4マスと呼ばれる領域でお金が動いています。4マスの中で一番伸びている分野が、Web広告です。現在約2兆円の市場だと言われており、これからまだまだ伸びることが予測されます。

こちらのグラフを見てください

インターネット広告

ここ2019年に、TV広告よりもインターネット広告費が上回りました。

理由は2点あります。
1つ目は、技術の進化によってyoutubeやインスタグラムなど若者の間でTVや新聞離れによってインターネットでの広告の需要が年々高まってきているためです。
2つ目の理由は、広告の効果が明確にわかるということです。新聞やTVでは広告のコンバージョンが不明確でした。誰が、何を見て購入に至ったのかを確かめるすべがありませんでした。

しかし、インターネット広告ではクリック数を調べることで誰がいつ何を見て購入したかを明確に数字で測ることができるようになりました。そのため、広告を依頼するクライアントは費用対効果を予測できるようになったためインターネットでの広告市場が成長しました。

リーマンショック時には、広告業界全体で12%ほど市場が衰退しました。しかし、その際にもインターネットを使った広告事業では、1%増加と不況の影響を受けにくいことも特徴です。

 

広告業界でのサイバーエージェントの順位って?

現在サイバーエージェントはWeb広告事業で国内1位です。広告業界全体では時価総額が電通の次に2位です。今まで広告業界=電博だと思っていた方がも多いかもしれません。

先ほど話した通り、広告の中でインターネット広告事業がかなり伸びています。サイバーエージェントは世の中にインターネットが普及し始めてまもない頃にインターネット広告を行なっていたそうです。創業期1998年から、Web広告が伸びる産業だと予測し投資し続けたため今の大きさにまで成長しました。

 

コロナ前後の広告業界の推移

時価総額

新型コロナウイルスの関係で、サイバーエージェントが広告業界で時価総額を一時期上回りました。売り上げでは圧倒的に電通の方が高いです。

なぜサイバーエージェントが時価総額を追い抜いたのでしょうか?
まず1つ目の要因として、マスメディアでの広告よりもWeb広告の方が景気からの影響が少ないことが考えられます。
2つ目は、コロナの影響によりオリンピックの延期が決定したため、世界中での先行きの不透明さや電通の時価総額が約半額まで下がってしまったためだと考えられます。

 

サイバー時価総額

サイバーエージェントのSNSアカウント

まとめ

サイバーエージェントは、広告業界ではまだまだ成長する予測がされています。
webを使用した広告はこれからの時代のニーズにフィットしていることにより需要がさらに高まるはずです。

また、サイバーは売り上げのほとんどを投資に使用し企業としてもまだ成長過程にあると言えます。
そんな注目を浴びる企業のためインターンや本選考はかなり倍率が高いです。論理的な思考力だけでなく、内面的な性格も面接では重要視されています。
そのため、サイバーエージェントを志望する学生は、他の学生の何倍も準備をすることが大切です。

悔いのない就活をしてくださいね!

 

 

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