【簡単に解説!】マーケティングとは?

 

「マーケティングという言葉は知っているが、どういったことをする仕事なのかわからない!」という方が、先ず知るべき情報を簡単にまとめました。

 

具体的な仕事内容や手法から適性診断まで、マーケティングの知識を吸収するだけでなく、自身との相性を確認するためにも役立ててください。

 

1.マーケティングとは

マーケティングと聞いてどのような事を思い浮かべますか?

 

モノやサービスを売るための仕組み、顧客の購買意欲を高めるための施策など、様々な表現が存在します。

そもそもマーケティングの定義は明確に決まっているものではなく、人や組織によって解釈が異なることが多いです。

 

ここでは簡単に、「売上を大きくするための戦略や考え方、運用手段の全て」をマーケティングと定義します。



2.マーケティング職の特徴

 

マーケティングとは「売上を大きくするための戦略や考え方、運用手段の全て」と定義しました。

具体的な特徴をマーケティングと混同されがちな、「企画」と「営業」との関係性を交えながら説明します。

 

2.1企画との違い

 

マーケティング職は、既に作られた商品を売るための仕組みづくりをする仕事であり、企画は消費者の動向を読み取り、「ゼロから」商品を作り出すことです。

 

しかし、マーケティングによる広告や市場調査によるフィードバックをもとに企画を行うこともあるので相互関係にあることは間違いありません。

 

つまり、マーケティングは「売れるための仕組みを作ること」、企画は「売れるであろう商品を考案する」という役割があります。

 

2.2営業との違い

 

マーケティングは、「営業」とも明確に異なります。

 

商品を購入するお客様に対する活動である点は同じですが、目の前に存在するお客様に対して行われる活動が「営業」であり、マーケティングは、実体のない市場に向けて行う活動を表しているのです。

 

2.3年収

では、次にマーケティング職の年収について見ていきましょう。

大手転職サイトdodaによると、マーケティング職の年収は平均541万円であることが分かります。また、ビジネスパーソン全体の平均が440万円であるのと比較すれば、他の職種に比べて高所得であると言えます。

 

役職別に見ると、

新卒が300-400万円、リーダー職が400-600万円、またマネージャーレベルになると1000万ほどの年収になります。

 

年功制とは異なり、成果を出すことが出世に直結するので、成果主義の考え方と合っている人たちにとっては仕事へのモチベーションにもつながるでしょう。



3.マーケティングの職種

 

一言でマーケティングと言っても、様々な種類があります。それぞれの過程によって、仕事内容は異なってきます。

 

マーケティング戦略を打ち出す上で必要な一連の過程を表す言葉に「マーケティング・プロセス」というものがあります。

 

そのプロセスを「市場分析」「戦略立案」「実行検証」の3つの段階で説明します。

3.1市場分析

 

市場分析とは、企業を取り巻く内部と外部環境について分析することです。

モノやサービスを企画し販売していくにあたって、消費者の購買活動や嗜好の細部を分析し理解することで、広告や販売促進にも役立てることができます。

 

内部環境は、企業自身のモノやサービスに対する強みなど。

外部環境は、市場で流行っているものなどを指します。

 

その例として、「4C分析」というものがあります。

4Cとは、顧客にとっての価値(Customer Value)、顧客が負担するコスト(Cost)、顧客にとっての利便性(Convenience)、顧客とのコミュニケーション(Communication)の頭文字を取ったものです。

 

モノやサービスから得られる価値、負担などを企業が「消費者の立場」に立って考えることで、商品の開発、品質向上に役立てることができます。

 

 

3.2戦略立案

戦略立案とは、どの市場を狙い(セグメンテーション・Segmentation)、どのような層に(ターゲティング・Targeting)、どのような立ち位置でアピールするか(ポジショニング・Positioning)、最も効果的な手段を決定するためのプロセスです。

 

戦略立案をする上での一連の流れを、それぞれの英単語の頭文字をとって、STP分析とも呼びます。

 

3.3実行検証

実行検証とは、モノやサービスをどのような価格、方法で売るべきか施策立案の分析をすることです。

製品(Product)価格(Price)販売施策(Promotion)流通(Place)の4つ観点から、モノやサービスを販売するための戦略を立てる際に考慮されなければなりません。

これを4P分析と呼びます。

 

これらを通したマーケティング戦略が顧客にとって魅力的なものであるか整理する役割があります。

 

4.代表的なマーケティング手法

 

マーケティングの手法は様々ですが、ここでは代表的なWEBマーケティングコンテンツマーケティングを紹介します。

 

4.1WEBマーケティング

 

WEBマーケティングは、PCやスマートフォン等でインターネットを使用してモノやサービスを売れやすくする仕組みです。TwitterやInstagramなどのSNS、個人のブログでの情報提供による集客、それらに掲載される広告がWEBマーケティングと言えます。

 

4.2コンテンツマーケティング

 

コンテンツマーケティングとは、潜在顧客に自社の商品について有益な情報(コンテンツ)を提供することで、購買に結び付け、最終的には「ファン化」させるための仕組みです。

マーケティングを行うための媒体に正式な定義はありませんがSNSや動画サイト等のコンテンツが発生する全ての場所で行う取り組みがコンテンツマーケティングと言えます。

 

WEBマーケティングはWEBを使って販売を促進し、収益を上げるマーケティング活動を示す一方、コンテンツマーケティングは、潜在顧客が求めているコンテンツを発信することで、段階的に購買に結びつけるというマーケティング活動です。

 

5.一問一答 マーケティング職適性診断!

 

ここで、あなたがマーケティング職が向いているかどうか、一問一答形式で確認してみましょう。

次の10個の項目のうち、何個当てはまるかをチェックしてみてください。



①現状維持で満足せず、新しいことにチャレンジしたい。

 

②コツコツ努力を重ねるタイプだ。

 

③論理的に物事を考えるのが得意だ。

 

④数字に対して拒否反応がない。

 

⑤想像力豊かである。

 

⑥コミュニケーション能力が高い。

 

⑦世の中のトレンドに敏感である。

 

⑧マニュアルがなくても不安ではない。

 

⑨大量のデータの扱った分析が好きだ。

 

⑩好奇心旺盛である。

 

これらの質問の中で7個以上当てはまる人は、適職だと言えるでしょう!

少なかった人は自分との相性を再考してみてください。

 

6.まとめ

いかがだったでしょうか?

 

マーケティングについてイメージできましたか?

昨今のテクノロジーの進化を考えると、よりマーケティングの重要性が高まってくることは間違いないでしょう。

 

マーケティングを理解し活用できるようになることは、自身の市場価値を高めるだけでなく、個人でお金を稼ぐことも十分に可能です。

 

今現在、特にやりたいことが見つからないという方は、これを機に勉強してみてはいかがでしょうか?