【キャリア論】10年後の自分を考えるキャリア論-個の時代に何を求められるのか-

10年後の自分を考えるキャリア論

皆さんは、就職活動をするに当たって「10年後の自分がどうなっているか」を想像出来ていますか?
どんな会社に就職するか、どんな職種を担当するか、誰と働くのか、いつまで働くのか、決断することはたくさんありますが、わからないことだらけで困惑している人も多いと思います。
そこで!
この記事では、あなたが自分のキャリアを考えるうえで必要な、「時代背景の理解」と「就活の勝ち方」を指南したいと思います。

自分は「個の時代」を望んでいるのか?

まずは、以下の問いかけに、「はい」か「いいえ」で答えてください。

Q1 あなたは5年後、現在使っている物より良い機能のスマホを使っている可能性が高い

Q2 魅力的な選択肢があると知れば、会社への忠誠より自分の人生を優先したい

Q3 自分が経営者の場合、社員の60歳までの人生の責任を負うのは負担が重いと感じる

Q4 テクノロジーによって人々の働き方は、場所や時間の面で自由度が上がると思う

Q5 ずっと同じ人がつくるモノより、常に最適な人材がつくるモノの方が信頼性が高いと考える。

いかがでしたか?
上記の質問で、あなたは何回「はい」と答えたでしょうか。
実は、この5つの質問に「はい」と答える人が多いほど「個の時代」になる可能性が高いことが、示唆されています。
以下が、それぞれの質問が何を示唆しているのかの解答編です。


Q1 プロダクトやサービスのライフサイクルの短命化
Q2 転職が当たり前の社会に
Q3 終身雇用制の終了
Q4 正規雇用でなくとも仕事を分担できるように
Q5 一つの専門スキルが必要とされる寿命も短命化

「はい」と答えた回数が多かった方は、自身も「個の時代」を歓迎していると言えます。
また、万が一「いいえ」と答えた回数が多かった方にも知って欲しいのは、「はい」と答える回数が多い人が主流になっている、という点です。
試しに、周りの人に上記の5つの質問をしてみてください。

データからも「個の時代の到来」が読める

続いては、ニュースなどの事実やデータから検証したいと思います。
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上記のデータからわかる通り、大企業であろうとも業績が不振だと、他企業に吸収合併される事案が見受けられるようになりました。その際には、吸収される側の大企業からは多数のリストラ対象者が、若い世代からも入社後の成果を踏まえてリストアップされます。大学生の知らないところで、大企業に入ったら競争しなくても大丈夫という時代は、とっくに終わっていることをこのデータは示唆しています。


また、こちらのデータについては、正直驚かれる方も多いと思います。
すでに、日本では正規雇用ではなくフリーランスとして働いている人が17%(約7人に1人)いるのです。ちなみに、アメリカは労働人口の35%がフリーランスとして生計を立てています。両国とも近いうちに50%、2人に1人がフリーランスになる時代が来ると言われています。

様々なデータを踏まえても、「会社があなたを守ってくれる時代」は終わっており、それを期待して就活をすると数年後に大きな後悔をすることになります。次の章では、あなたがしっかりと「個の時代」を生き抜くための、就活必勝法をお伝えしたいと思います。

「個の時代」を見据えた就活の勝ち方

ここ5年ほどで、企業の就活生に対する評価において、明らかに評価が下がっている項目が「働く意欲」です。逆に、「企業分析」の学生の熱心度に関しては評価が上がっています。ここからわかるのは

「企業分析はしないといけないが、みんなしてるので評価されにくい」

「働く意欲は他の就活生への評価が低いので、アピールできると目立つ」

この2点だと言えます。
これは何も就活生だけに言えることではなく、社会人も「働く意欲」には格差があり、モチベーション格差による年収格差があることは指摘されています。
ただ、通年採用や長期インターンが普及していない日本においては、人事は「就活の意欲」から「働く意欲」を推察するしかありません。つまり、就活においては、「学歴の格差」「ガクチカの格差」に加えて、「就活の意欲の格差」によって内定先のレベルに格差が生まれます。
ここで重要なのは、「学歴」や「部活動の結果」など、今さら変更できないポイントにこだわるのではなく、就活もキャリアも、競争率の低いポイントで勝ちに行くことが重要です。
以下に、人事がどんな学生を「就活の意欲が高い」と判断するかを紹介します。決して、感覚などで判断するわけではないので、しっかりチェックしましょう。

  • 就活を始めた時期
  • インターンへの参加数
  • 選考への参加数
  • 自社との接触時期
  • 自己分析の明確化

上記のポイントを事実としてアピールできるのは、感覚的で曖昧なアピールに比べて、説得力があるのは明白です。
もちろん、これが全てではないです。これに加えて、学歴や能力を総合して合否を判断しています。しかし、学歴は変えることはできませんし、能力はよほどの努力をしない限り、急激に変わったりはしません。
あなたは、56万人いる就活生の中で上位何%に入る人材なのでしょうか?
事実をしっかりと受け止めて、今からあなたが勝てるポイントである「意欲」でアピールできる就活を始めましょう!


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