通信業界は、就活生にも人気が高く志望者も多い業界です。
携帯電話は今や連絡を取り合う手段としてだけでなく、ネットやSNSを活用する手段として人々の生活と深く関わっています。
この記事では情報通信業とは何か、この業界にはどのような仕事があるか、どのような人が向いているかなどを解説していきます。
通信業界ってどんな業界?
一般的に通信サービス業界と放送業界の二つを合わせた業界のことを言います。
通信サービス業界とは、携帯電話会社などの通信キャリアの事業で、通信インフラの整備や通信電波の提供サービスなどを行なっています。
一方、放送業界とはテレビやラジオ放送事業のことで、通信電波を用いた放送を提供しています。
どちらも電波法に基づいた認可を受けた事業であることから、全体をひとまとまりにして通信業界として扱うようです。
通信業は携帯電話の普及により、大きな進展を遂げています。今やスマートフォン普及率は59歳以下で80%を超えており、49歳以下に限れば90%を超えています。
しかし、近年のIT技術の発展に合わせて通信業界は変革を迫られており、今後の成長のための課題は多い業界と言えるでしょう。
仕事内容は??
通信サービス業界は固定通信・移動通信サービスの提供を行います。
固定通信とは、固定電話やIP電話、公衆電話などその言葉の通り、固定された環境で通信サービスを行っています。固定電話に関して、家庭では減ってきていますが、企業には固定電話があります。
一方、移動通信とは、携帯電話に代表されるような通信サービスのことを指します。そのほかにもインターネットサービスのデータ通信もあります。こちらは高速通信など家庭でも需要が増えてきています。
また、通信サービス業界は、通信サービス以外に、情報処理や加工も仕事に含まれます。情報の伝達を行うため、情報処理や情報提供のサービスが欠かせません。
情報伝達の仕事内容は、映像・音声・文字など様々で、それぞれ伝達するための施設の運用を行います。
情報処理の仕事内容は、プログラムの作成など、処理を行う情報を収集・加工して顧客の求めるものを提供します。
気になる年収は?
- 1位 東京放送ホールディングス 1632万円
- 2位 ソレイジア・ファーマ 1576万円
- 3位 朝日放送 1479万円
- 4位 日本テレビホールディングス 1462万円
- 5位 テレビ朝日ホールディングス 1392万円
ランキングの上位はマスコミが多く、非常に平均年収が高いですね。これは、参入障壁が高く、競争率が低いことが主な理由としてあげられます。
また、下請けなどの業務委託を積極的に進めることで人件費のコストを抑え、社員一人あたりの売上高が高くなるのも高級の一因とされています。
向いている人はどんな人?
世の中の動きに敏感で、人を裏で支えることが好きな人は向いているのではないかと思います。
通信業界はIT 業界と同じく急速に変化を続けている業界です。その中でいち早く対応し、対処していく力は重要です。
また、通信サービスを提供するという仕事は目に見えず、目立つ仕事ではありません。このことから、裏方で人を支えることに喜びを感じる人に向いている仕事であると言えるでしょう。
さいごに
通信業界について、この記事を読む前よりも詳しくなれたでしょうか。
普段から通信業界の通信サービスを受けていることを知れたのではないでしょうか。
この業界は今も変革を続けています。今以上の高速通信サービスを実現しようとしていたり、価格を下げる動きがあったりと、様々な動きがあります。
世の中の人々を支えるという点において通信業界は、非常にやりがいのある仕事であると思います。