就活におけるフェルミ推定とは?解き方からおすすめ本まで徹底紹介!

 

皆さんこんにちは!

CLUTCH TIMES編集長です!

 

 


就活生
  • フェルミ推定って何?
  • どうやってとけばいいの?

 

就活におけるフェルミ推定について、このように迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

今回はそんな皆さんに向けて就活におけるフェルミ推定について解説していきます!

就活におけるフェルミ推定とは?

フェルミ推定とは、特定できない・実際に調査することが難しい数などを論理的に推論し、短時間で概算することです。

フェルミ推定の問題の特徴としては、「東京にマンホールは何個ありますか」といったインターネットや本にも情報がなく正解が不透明な問題が多いことです。

これらの問題を解くためには、論理的思考力や問題解決力が必要とされます。

フェルミ推定の例題と解き方5ステップ

フェルミ推定は、問題に対する解き方を理解することが大切です。

今回は「日本で一年に送られる年賀状の数は何枚か?」という問題を例にステップ順にご紹介します。

ステップ①:大枠の設定

もんだを解くためにまず行うべきことは、大枠の設定です。

必要な条件を洗い出して、目的のためには何が必要かをピックアップしましょう。

この例の場合、まずはどのように考えれば年賀状のまずが捉えられるのかを考えます。

今回は、【年賀状】=【日本の人口】×【1人の送付枚数】と考えます。

ステップ②:要素分解

次に、大枠で設定した要素を分解し、利き手を納得させることができそうな仮説を導きます。

ここでの注意点はあまり細かく分解しすぎないことです。

フェルミ推定では「聴き手を納得させることができる仮定」を求められているので、細かすぎる分解で混乱してしまわないように行いましょう。

この例の場合は、年代ごとに大体の送る枚数が変わるのではないかと想定します。

例えば、若年層はLINEなどのSNSを利用することが多いと考えられるので、あまり枚数が多くないと仮定できます。

反対に、壮年層においてあ年賀状文化に慣れ親しんでいると考えられることや、会社での付き合いを加味すると送る枚数は多いと仮定できます。

ステップ③:数値特定

要素を分解して仮説が立てられたら、次は数値の特定を行います。

この過程において、ある程度の基本知識が必要になります。

日本の人口などの材料になる知識をつけておきましょう。

ここでは一部の例を紹介します。

人口:1.2億人
世帯:5,000万世帯
国土面積:約40万平方km
労働力人口:約6,000万人

この例では、若年層の0~20歳が約3000万人程度、壮年層の20~80歳は約9000万人です。

送付枚数に関しては、正確なデータがないので予想から仮説を立てましょう。

今回は若年層が5枚、壮年層が25枚と仮定します。

ステップ④:数値計算

数値の特定ができたら、実際に計算をします。

ここで求められているのはスピードと正確さです。

企業や問題によって様々ですが、選考は時間制限があるのでゆっくりと計算するわけにはいきません。

今回の年賀状例の計算結果は画像の通りです。

この結果から、年賀状の枚数が24億枚であると推定できます。

ステップ⑤:現実性の検証

解答が導き出せたら、最後に現実性を確かめます。

これまでのステップの中で設定した計算式や数が正しかったかを見直しましょう。

多すぎたり、少なすぎると信憑性に欠けるポイントとして指摘されてしまう可能性があります。

今回の例の場合は、20~80歳が送る年賀状の数は25枚が本当に妥当かどうかなどを適宜調節します。

また、より精度の高い推定をしたい場合は年代をより細かく分ける工夫をします。

ステップ⑥:解答の確認

練習や対策の場合、最後に解答の確認をしましょう。

自分たちが考えた仮定は正しかったのか、材料となる知識は間違っていないか、最終的な解答と実際とで乖離はあるかを確認します。

選考の本番ではないので、インターネットを使って正しい数字を確認しましょう。

この例の場合、2019年度の送付枚数が24億21万2000枚であることから、理論はおおよそ正しく導けていたことがわかります。

フェルミ推定対策のおすすめ本3選

フェルミ推定は論理的に考える力や問題を解決する力を身につける必要があります。

ここでは、その力をつけるのに役立つ本を3つご紹介します。

❶現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノートーー「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!

この本では、「考える力」のベースとなる知的能力を「地頭力」と定義し、フェルミ推定のプロセスを例題や解答例から紹介しています。

地頭力のベースである「好奇心」「論理的思考力」「直感力」。

そしてそれらの上に重なる「仮説思考力」「フレームワーク思考力」「抽象化力」の3つの構成要素について解説した上でその鍛え方も記載されています。

世界一やさしい問題解決の授業

この本は、物事の本質を見極め、打ち手を考え、具体的な行動に落とし込む「問題解決力」がわかる本として世界20カ国で出版されています。

タイトル通り、誰が読んでも理解しやすい内容で、世界的な経営コンサルティング会社で使われている「問題解決能力」のトレーニングを解説しています。

フェルミ推定対策はもちろん、この先に役立つ思考力を身につけることができる1冊です。

数学脳で考えるフェルミ推定的日常生活のすすめ

数学が苦手な方におすすめしたい一冊です。

「ハエが何匹いたら車を一台動かせると思いますか?」といったコミカルな例題をもとに数学的な思考力を解説しています。

自分たちの知っている簡単な数学の知識だけで、答えを見つけるコツを知ることができます。

フェルミ推定実施業界とその目的

コンサルティングファームや一部のベンチャー企業において、学生の思考力や知的好奇心などを測る為の選考として課せられています。 そのため、コンサル志望の就活生にとってはフェルミ推定対策が必須です。 コンサルティングファームや、新規事業を次々と打ち出していくベンチャー企業などでは、以下のような力が必須です。

解の見えない問いに対して考え抜く知的好奇心や思考体力

複雑な問題から課題を抽出するために全体を俯瞰して考える力

様々な人とディスカッションを重ね答えをブラッシュアップしていく力 目的としてはフェルミ推定という難解な課題を与え、学生がその課題に対してどのようなアプローチで思考し、どう仮説を立て、どのように解を出すか、議論を通じてその解をどれほど良いものに出来るのか、という点を判断するためです。

まとめ

今回のポイント

今回は就活におけるフェルミ推定について解説しました。

初めは仮説を立てることや基礎知識を覚えるのが難しいかもしれませんが、解き方がわかれば怖くありません。

しっかり対策して、自信を持って本番に挑みましょう!

また、digmeeでは、就活対策イベントとしてフェルミ推定対策も行なっているので、少しでも興味を持たれた方は、ぜひ友達追加をしてみてください!

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