GD(グループディスカッション)の評価基準!知っておきたいポイントと注意点

 

皆さんこんにちは!

CLUTCH TIMES編集長です!

みなさんはGDにおいて見られている「評価基準」って知っていますか?

 


就活生
  • GDってどこを見られているの?
  • 人事が見ているポイントを知りたい

 

このように考えている人も多いのではないでしょうか。

今回はそんな皆さんに向けてGD(グループディスカッション)の評価基準について解説していきます!

(1)GDの評価基準とは?7つのポイントを紹介!

GD評価ポイント①:協調性

協調性は、チームが生産的に議論をするために、何をすべきか考え行動する力です。GDでは生産的な話し合いを行うことが重要視されます。そのため、円滑な話し合いを進めるためのチームワークを乱す人は、チームの生産性を下げるので、低く評価されてしまいます。

協調性を発揮するためには、以下のポイントを意識しましょう。 周りのメンバーを敵・ライバルと思わない。

(1)「全員で受かる」つもりで協力する 人の話は「ええ」「はい」「なるほど」と相槌をしながら、目を見て話を聞く

(2)他人の意見を簡単に否定しない。否定するときは代案を出す

GDでは、常に「今何を議論しているか」を意識し、論題からそれた話をしないようにチームワークを乱さず、円滑な話し合いを行いましょう。

GD評価ポイント②:発言力

生産的な議論をするには、ただ発言をするだけでは意味がありません。与えられたテーマに対する筋の通った発言をする必要があります。

論理的に意見を述べるために、以下のポイントを意識してください。

(1)発言は「CRF」でまとめる。Conclusion(結論)→Reason(理由)→Fact(具体例)

(2)馴れないうちは「結論からいえば」と結論先行で話す努力をするアイデアが思いつかなくても「根拠」つきで発言すれば評価される。

何も思いつかないからといって同調だけや、発言をしないと全く評価されません。

「発言をしない学生を評価する材料がない」と人事は判断し、評価すらしてもらうことができなくなります。「良いアイデアを言おう」とハードルをあげずに、「意見→根拠→具体例」の順で意見を言えればOKと考えて参加して見ましょう。 発言をしない時間が長くなると、どんどん議論に入りづらくなってしまうので、まずは一つ、発言してみることから始めて見ましょう。

GD評価ポイント③:議論展開力

「議論展開力」はグループディスカッションで最も重視される力です。「まず時間配分を決めませんか?」等の議論を前に進める発言は、チームの議論に大きく貢献します。

具体的には、以下のポイントを意識しましょう。

(1)最初に「まず時間配分から決めていきませんか?」と提案する

(2)抽象的なお題なら、課題を定義する まとめの段階で、出されたアイデアをグループ化する

(3)アイデアを選ぶ基準を提案する

(4)最初に決めた「まとめ」の時間が近づいているので、まとめに入りませんか?と 、時間配分を意識させる

これらのポイントを意識して、周りのメンバーが効率的な議論ができるような進め方を提案して見ましょう。しかし、グループ全員がこれを行ってしまって収拾がつきません。状況を見て、臨機応変に対応しましょう。

GD評価ポイント④:積極性

単純ではありますが、つまらなさそうに議論に参加する人は、会社でも評価されません。「少しでも貢献する」つもりで、グループディスカッションに参加しましょう。

積極的にグループディスカッションに参加するためには、以下のポイントが大切です。

(1)今、どんなことをすればチームに貢献できるか?を考える。(リーダーをやりたくても、自分より有能なリーダーがいたら役を譲り、書記に徹する等)

(2)自分の意見が否定されても感情的にならない。

(3)チームのアイデアを磨くために頭を使う 議論を投げない。

(4)議論を妨げる人がいても、諦めず、意見をまとめるために最後まで尽力する 。

積極的に参加しない人は評価されません。「少しでも良い議論にする」つもりで参加しましょう。結論がまとまらなくて焦りが出てきても、投げ出さず最後まで取り組みましょう。

GD評価ポイント⑤:思考力

生産的な議論を進めるための良い意見を延べるには、思考力が欠かせません。発言することを目的に的はずれなことを言っても、評価はされません。

思考力をアピールするためには、以下のポイントを意識しましょう。

(1)チームで出されたアイデア・解決策に欠けている視点はないか?欠けている視点を促す発言をする 論点の抜け漏れはないか?を考え、チームに欠けている視点を指摘する

(2)グループディスカッションでは業界に関するテーマが出る場合が多いので、事前に企業研究・業界研究を済ませておく

自分の考えにこだわりすぎず、広い範囲で捉えることを意識して取り組んでみましょう。

GD評価ポイント⑥:コミュニケーション能力

自分と相反する意見を持つ人を納得させる力」をコミュニケーション能力と呼びます。 ビジネスの場では、成果を上げるために各人が考えた意見やプランを持ち寄って発言をします。

そのため、同じ目的でも意見の相違が生まれることもあります。企業が求めているのは、社会人になって異なる意見を持つ人に対して「なるほど! それなら君の意見が正しいよ」と説得できる人材です。

その要素をGDでは「自分と相反する意見を持つ人を納得させる力」であるコミュニケーション能力で評価します。 そのため、GDでは「相手を説得する力」を鍛え、事前に対策しておきましょう。

具体的には、以下の2点を心掛けましょう。

(1)相手をいら立たせず意見を伝える

(2)数字や過去の事例を使い、客観的に自分の意見を説明する

また、同じ観点で、メンバーの客観的な指摘に対して「確かにあなたの意見が正しい」と折れることも重要です。意見を無理に押し通そうとすると「自分の意見を言いたいだけの人(クラッシャー)」と判断され、大きなマイナス要素になります。相手を説得するのと同じように、適切なタイミングで説得を受け入れる傾聴の姿勢も大切であることを覚えておきましょう。

GD評価ポイント⑦:傾聴力

傾聴力は「周囲の意見をきちんと聞く力」です。グループディスカッションでの姿は、その学生の入社後の姿を想像させます。社会に出ると職場の同僚だけでなく社内外の様々な人たちとかかわりながら仕事をするため、自己主張しながらもお互いを尊重する必要があります。

傾聴力は以下の点を意識しましょう。

(1)相手の話は相槌を打つ

(2)「これはそういうことだよね」と発言の助け舟を出す

(3)「〇〇さんの意見に共通するところもまりますが」とメンバーの話を絡めて発言をする

グループディスカッションではいくらいい発言をする学生でも、周囲の意見を聞く余裕がない、聞く耳を持たないのでは、入社後の周囲と協力して仕事を進めていく能力を疑われてしまい、マイナス評価となります。逆に、周囲の意見をよく聞き、それを踏まえて意見を出すことができれば高評価につながる場合もあります。

(2)知っておきたいGD評価の基準

ここまでご紹介してきたように、何をみられているのかというGDの評価のポイントは様々ありますが、全体としてどのように評価しているのかを知っておくことも大切です。具体的には以下の2点です。

絶対評価が基本

GDは絶対評価が基本です。グループディスカッションは相対評価ではないため、チーム内で合格人数が決められていることはほとんどありません。全員合格の場合もあれば全員不合格の場合もありますので、チーム内でいかに協力できるかが重要です。

チーム内で競争する必要がないため、しっかりと協力することが大切ですし、競争心を持ってしまうことで不合格になる可能性が高くなるので注意しましょう。

もちろんチーム内で合否が分かれることもありますが、それは個人としての実力の評価が分かれたに過ぎません。チームに貢献できれば高評価にも繋がるので、競争よりも協調を意識して取り組むことが大切です。

結論が評価に直結するわけではない

グループディスカッションでは与えられたお題に対してチームで議論を進め、最終的にひとつの結論を導き出します。企業によって結論を出しただけで終わるのか、結論をプレゼン形式で発表するかの違いはありませんが、どの場合でも結論=評価ではないことは覚えておきましょう。

グループディスカッションに正解はなく、どのような結論になっても、それ自体で評価が変わることはほとんどありません。

大事なのは結論を出すまでの過程であり、面接官は過程を重要視して見ています。同じ結論であっても過程の議論の進め方、協力の姿勢、発言内容によっては合否が変わることもあります。

取り組みの姿勢が評価されているので、議論の最中は気を抜かず、集中して取り組みましょう。

(3)押さえておきたい注意ポイント

GDをする上で、ついついやってしまうがちな注意ポイントを紹介します。当日気をつけられる事ばかりなのでしっかり覚えて意識して取り組めるようにしておきましょう。

①発言すれば評価されるは間違い

最終アウトプットに向けて、自分の主張を通したい!と考える必要はありません。もちろん、思考そのものは評価対象ですが、それがチームの意見として採用されたかどうかでは発言力として判断しません。

自分の意見を無理に押し通す行動で、むしろ、人の話を聞かない・協調性がない・交渉力がない・空気が読めないなどのマイナス評価がついてしまう可能性があります。

②同調だけでは評価されない

協調性を優先したいあまり、「誰かの意見に同調してばかりいる」のも高評価にはつながりません。

例えばAと、対立するBという意見があった場合、そのどちらにも「賛成です」という態度をとるのは、「論理性に欠ける、「場当たり的」、などのマイナス評価がついてしまう可能性があります。

③GDが終了した途端に油断しない

面接では、退室するまで気配りができるのに、グループディスカッションは課題が終わった開放感と、チームメンバーとの仲間意識からか「素」の状態になってしまう学生さんが見受けられます。

例えば、その場で「せっかくなので、連絡先交換しましょう!」などと盛り上がってしまったり、感想を言い合ったりして進行を妨げたりしないようにしましょう。面接官の目があるところでは常に選考されていると意識しましょう。

④姿勢が悪くならないようにする

グループディスカッションでは作業用のテーブルがあることがほとんどです。

椅子しかない面接会場と違って、机に寄りかかったり、女子学生であればスカートにも関わらず机の下で足を広げていたり、極端な猫背になってしまうことがあります。

接客業、営業職など、「人に見られる職種」の場合、あまりにも姿勢が悪いというケースでマイナス評価されることがあります。

(4)GDの役割は評価対象なのか

GDはリーダーや書記などの役割があります。(役割に関してもっと知りたい方はこちら)この役割が評価に影響するのかを知っておきましょう。

リーダー=高評価ではない

GDの役割ごとの評価を考えたときに、全体のまとめ役となるリーダーが高評価と思われがちです。そのためリーダーになれば高評価を獲得できると考え、立候補する学生は多いですが、リーダーだからといって確実に高評価が得られるわけではありません。

GDにおける役割はあくまでプラスアルファの評価を得るチャンスであり、役割についている=高評価にはなりません。

たとえリーダーになったとしても役割を果たせなければ意味がなく、与えられた役割を果たせなければマイナスの評価にもつなが流ので注意が必要です。役割はただ担うだけではなく、全うできて初めて評価の対象になります。

リーダーは上手くできれば高評価ですが、難易度も高いので選択する際には注意が必要です。

役割がなくても高評価は得られる

企業によっては人数の関係などでチーム全員に役割が行き渡らないこともあります。

役割ありとなしでは、役割があった方が好印象、役割につかないことで積極性がアピールできず悪印象とイメージする人も多いですが、実際はそうではありません。グループディスカッションでは役割がない場合でも高評価を目指すことは可能であり、役割に関係なく取り組み方次第で合格を勝ち取ることもできます。

どんな役割を担うかではなく、グループ内においていかに貢献できたかが重要であり、役割を担っていてもチームに貢献できなければ評価の対象にはなりません。

役割がない場合でも議論に積極的に参加し、チームに貢献できれば高評価ですので、役割に縛られない自由な立場として議論に臨むことが大切です。

まとめ

今回のポイント
・とにかく発言するだけや、目立つことばかりを意識しない
・あくまでも相対評価なのでチーム内で協力して取り組む

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