【テスト別実施企業紹介】就職活動におけるWEBテストを対策しよう!

 

皆さんこんにちは!

CLUTCH TIMES編集長です!

皆さんは「WEBテスト」って聞いたことはありますか?

 

 


就活生
  • 何から対策すればいいんだろう?
  • そもそもどういうものなんだろう?

 

と迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

今回はそんな皆さんに向けて就活におけるWEBテストについて解説していきます!

(1)Webテスト・筆記試験とは何か

Webテストや筆記試験は、就職活動の選考フローで利用されるテストのことです。そのテストの中でも、応募者が自宅や試験会場からネット上で受験するものをWebテスト、会場で行われるペーパーテストを筆記試験と言います。企業によって利用するテストは異なりますが、大手企業のほとんどの企業が選考フローに組み込まれており、ベンチャー企業での実施は比較的少ないです。ではなぜWebテストや筆記試験を行うのか、その理由を見ていきましょう!

(2)Webテスト・筆記試験を行う理由

企業が、Webテストを行う理由は主に二つです。

①就活生を面接可能な人数まで絞り込むため

新卒採用は年に一度採用を行う新卒一括採用形式で行われているため、大手企業や人気企業であれば、就活が最も盛んに行われる時期に何百人、何千人からの応募が集まります。採用担当者の人数にも限りがあるため応募者全員と面接することは難しく、届いたESを全て読みきることも不可能です。そのため、企業にとって受験会場や自宅で就活生が自主的に執り行うことができるWebテストや筆記試験は合理的な手段になります。

②就活生の基礎能力を測るため

Webテストは就活生の基礎能力を測る有効な手段でもあります。選考を受ける就活生はこれからの会社を担っていく人材になるため、採用担当者はしっかりと会社の未来を考えた採用を行わなければなりません。採用職種にもよりますが、Webテストを行うことで企業が求める最低限の基礎能力があるか否かを判断しています

また、昨今のコロナウイルスの影響でこれからは筆記試験もWeb化し、Webテストが主流になると考えられています。具体的な種類と対策をチェックしていきましょう!

(3)代表的なWebテストの種類と対策

3Eテストの対策と実施企業

❶3Eテスト(知的能力テスト)とは

3Eテストとはエン・ジャパン株式会社によって提供されている、採用選考に用いられるWebテストです。「3E-i」という知的能力テストと、「3E-p」という性格・価値観テストに分かれており、能力テストが20分、性格テストは15分で行われます。

❷対策法

⑴例題の時間配分に注意する

3Eテストでは7種類の問題ごとに例題が出題されます。ポイントとしては例題を解く時間も制限時間に含まれることです。このポイントはSPIや玉手箱などの他のWebテストとはルールが異なります。例題で出題傾向を把握することも大切ですが、制限時間を使い過ぎないように気をつけましょう。

⑵短時間で多くの種類の問題に答える

3E-i(知的能力テスト)は制限時間との勝負になります。難易度はそれほど高くありませんが、初見では解きづらい問題が多数出題されます。このため事前に問題の傾向を掴むことが大切です。就活本・ヤフオクで販売されている解答集等を利用して対策してみてください。

❸実施企業例

3Eテストの具体的な実施企業は明らかにされていませんが、3Eテストは日本国内の大企業、中小企業に加え、外資系企業、海外の企業まで、世界中で6000社以上への導入実績があります。業界としては、不動産・建築、金融、商社、メーカー・製造、IT・Web、通信、放送・出版・広告、流通、小売、外食、サービス、教育、自治体・公共団体、その他各種法人・団体まで、幅広く導入されています。

SPIの対策と実施企業

❶SPIとは

SPIテストとは、正式名称を「SPI総合検査」といいます。リクルートが提供している適性検査で、多くの企業で採用の際に用いられています。SPIの中にもSPI2、SPI3などのバージョンがありますがまとめて「SPI」と呼ばれています。

内容は、約200門の質問に「はい」か「いいえ」で答える適性テストと、言語と非言語の2種類がある能力テストがあります。これは国語と算数のようなもので、レベルはそれほど高くありません。

❷対策法

⑴なるべく早く勉強を始める

一部のベンチャー企業などは、大手企業に比べて選考が前倒しで行われ、大学3年生の3月頃にはSPIを実施するところも多くあります。そのような企業にも対応できるようにするため、早めの準備を心がけましょう。

SPIは出題範囲が広く、対策には意外に時間がかかるため、毎日コツコツと取り組むことが大切です。

⑵出題頻度の高い問題から取り組む

SPIの問題は毎回変わりますが、問題の傾向やパターンにはそれほど大きな違いは生まれません。そのため、よく出題される問題パターンを事前に把握し、それらの問題を確実に解答することで、高得点に繋がります。

⑶時間配分を考えて取り組む

SPIでは、限られた時間内に多くの問題を解くことが求められるため、時間配分が得点に大きく影響します。実際に時間を計測しながら解答したり、得意不得意それぞれの問題に対してかかった時間などを把握し、本番の時間配分を想定しながら練習しましょう。

⑷性格検査は素直に答える

SPIの性格検査については特に対策などはありませんが、志望企業の求める人材像を意識しすぎず、質問に対して正直に答えるよう心がけましょう。その後の面接などで実際の人物との違いはすぐに明らかになるので、取り繕った回答をすることは避けましょう。

❸実施企業例

SPIは商社・メーカー・銀行・大手企業と幅広い企業で利用されています。具体的には以下の企業などです。

三菱商事/伊藤忠商事/ゴールドマン・サックス/ボストン コンサルティング グループ/トヨタ自動車/三井不動産/野村総合研究所/NTTコミュニケーションズ/農林中央金庫/伊藤忠丸紅鉄鋼/ダイキン工業/古河電気工業/島津製作所/東急/損保ジャパン日本興亜/NRIデータiテック/りそな銀行/三井住友信託銀行/三井住友海上火災保険/住友生命保険/凸版印刷/第一三共/アビームコンサルティング/富士フイルム/JR東日本(東日本旅客鉄道)/東北電力/朝日新聞社/ジェーシービー(JCB)/本田技研工業/リクルート/野村不動産/ヤフー(Yahoo! JAPAN)/ソフトバンク/クラレ/電通/キユーピー/エル・ティー・エス/NHK(日本放送協会)/ソニー/ダイキン工業/明治/双日/パナソニック/三菱総合研究所/村田製作所/テレビ朝日/住友化学/ファーストリテイリング/AGC/三菱地所/日鉄物産/ニッセイ情報テクノロジー/日本政策金融公庫/キリンホールディングス など

CABの対策と実施企業

❶CABとは

日本エス・エイチ・エル社が作成しているCABは、学力検査が中心のSPIとは違い、主に論理的思考力を測る問題が出題されます。採用候補者がSEやプログラマーなどに適性があるか、情報処理能力があるか、ストレス耐性があるかなどを企業側が判断する目的でテストが行われます。

❷対策法

CABテストで高得点を取るには事前の対策が必要不可欠です。試験科目ごとに対策方法は異なり、それぞれ求められることが違うため、むやみに勉強するだけでは不十分です。

⑴四則逆算問題の対策

2×○=10といった問題の場合10÷2と逆に計算する交換法則、()かっこ付きの計算に使用する分配法則の2つを理解しておくことなどが挙げられます。また、四則逆算は選択問題ですので、先に選択肢から答えの目星をつけておくのも効果的です。

⑵「法則性」問題の対策

「法則性」問題は、連続で並べられた図形の中に法則性を見つける問題です。図形の規則性に早く気づき、パターン化して法則性に従って解答をする必要があります。出題のパターンを覚え、何度も例題を解くことが一番の対策法です。

⑶「命令表」問題の対策

命令表とは、命令表に従い図を選択し表を完成させる問題です。命令は、「図形の移動」「左右上下の反転」「命令の取り消し」などで、そのつど内容や図形配置が変わります。命令表の対策として、まずは出された4~5個の命令文の中から優先順位をつけて考えることが効果的でしょう。そして、命令を1つ実行してから選択肢を確認し、消去法で答えを導きます。

⑷「暗号」問題の対策

暗号は、図形が異なる図形に変換される過程を推測する問題です。暗号の問題は「法則性」に出てくるパターンと類似しておりますので、法則性をよく勉強すると自然に暗号の問題対策もできてしまいます。それに加えて、よく出題される暗号例は覚えておきましょう。

⑸「暗算」問題の対策

暗算問題は、とにかく計算問題を速く解く練習を繰り返しましょう。

⑹「性格診断」の対策

性格診断に解答するときのコツは、矛盾した解答をしないこと、事前に企業のことをしっかりとリサーチし、どのような人材を求めているかを知っておきましょう。

❸実施企業例

CABはSEやプログラマーを採用している企業などを中心に使用されています。具体的には以下の企業です。

日本総合研究所/パーソルプロセス&テクノロジー/ストリンク など

GABの対策と実施企業

❶GABとは

「GAB」とは、近年の新卒採用の選考でよく使用されるようになってきた、総合能力を測る試験です。GABは、言語・計数に加え性格診断と言った内容で、出題内容や形式に独特な部分があるので、事前の対策が非常に重要となります

❷対策法

「新卒総合職の採用」を目的として開発された「GAB」は、出題内容や形式が独特です。そのため、就職試験での「GAB」対策の重要性は非常に高いです。ポイントを押さえて、しっかり対策しましょう!

⑴読解力を高める

GABの言語分野の検査では、長文読解問題などが多く出題される傾向があります。

そのため、読解力を高めておくことはGAB対策になります。読書をする際に、単に文章を読み解くだけではなく、できるだけ早く読む練習をしながら、内容を理解する力を養いましょう。

⑵計算力を高める

GABでは、図表を読み解く問題も出題されます。図や表を素早く読み取り、関連する数値を見つけ出して計算する練習をしていく練習が必要です。GABの試験には、初見で素早く解いていくことが難しい問題もあるので、事前の対策として設問のパターンや傾向などを把握しておきましょう。

⑶自己分析をしっかりやる

GABでは「OPQ」(Occupational Personality Questionnaire)という適性検査も行われます。この「OPQ」は、「パーソナリティ検査」とも呼ばれるもので、受験者がどのような職種に適した行動スタイルを持っているのか判断します。また、この試験では人の考え方や感じ方などについて問われる問題も出題されるので、事前に自己分析を行って、スムーズに回答できるようにしておきましょう。

❸実施企業例

GABは総合商社・専門商社、証券・投資銀行、総研などでよく使用されます。具体的には以下の企業です。

サントリーホールディングス/住友商事/三井物産/パーソルプロセス&テクノロジー/住友不動産 など

玉手箱の対策と実施企業

❶玉手箱とは

玉手箱は、日本エス・エイチ・エル株式会社が提供しているテストであり、能力テストと性格テストの2つからできています。さらに、能力テストは、言語、非言語、英語3つのパートに分かれて構成されています。

❷対策法

⑴問題になれる

玉手箱の問題に慣れるために、対策本などを購入して、時間を計りながら、何度か解いてみましょう。また、Webテストに慣れていない人は、Web上でテストを体験できるサイトなどもあるので、それらを活用して、慣れていくことをおすすめします。

⑵時間を意識する

時間を意識しないと、全問回答することができないという点が、玉手箱のひとつの特徴です。時間の配分を考えながら、正解を出せるようになることが、玉手箱を攻略するポイントです

❸実施企業例

玉手箱は総合商社・専門商社、証券・投資銀行、総研などで頻出です。具体的には、以下の企業です。

アクセンチュア/みずほフィナンシャルグループ/日立製作所/日産自動車/オリックス/ソニー生命保険/スリーエムジャパン/住友林業/大日本印刷/東芝/ベイカレント・コンサルティング/ユニ・チャーム/シティグループ/SMBC信託銀行/NTT東日本/KDDI/アマゾンジャパン/三菱UFJモルガン・スタンレー証券/三井住友銀行/三井住友カード/丸紅/アサヒ飲料/三菱商事/森ビル など

CUBICの対策と実施企業

❶CUBICとは

「CUBIC適性検査」とは、企業の採用時の適性検査として利用される適性検査の一種です。一般的に企業の適性検査ではSPIが多く取り入れられているため、CUBIC適性検査の知名度はそれほど高くはありません。

❷対策法

⑴事前に自己分析を行う

CUBIC適性検査では問題数が多く出題されるケースがあります。そのため、事前の自己分析などが十分行えていない場合、思った以上に解答に時間がかかってしまい、制限時間内に終わらないことが考えられます。自己分析はしっかりと行っておきましょう。

⑵WEBテスト用の対策本で予習する

CUBIC適性検査はこれまであまりメジャーな適性検査ではなかったため、SPIに比べると対策本の数は少ないです。それでも、ネットショップなどを探してみると、WEBテスト用の対策本も販売されているため、そういった対策本を利用して勉強するようにしましょう。

❸実施企業例

一般的に企業の適性検査ではSPIが多く取り入れられているため、CUBIC適性検査の知名度はそれほど高くはありません。しかし、近年ではCUBIC適性検査を取り入れる企業も増えてきています。具体的には以下の企業です。

MSD/大王製紙/日本ロレアル/毎日放送/三菱自動車工業など

TG-WEBの対策と実施企業

❶TG-WEBとは

TG-WEBとは、新卒採用で導入されている適性検査で、SPIテストや玉手箱と並んでよく使われています。株式会社ヒューマネージが作ったテストで、他のテストと比べて難易度が高いのが特徴です。よく使われるのは、大手の外資系コンサルティング会社や金融会社などで、日本企業でも一部大手で採用されています。

❷対策法

⑴参考書で勉強する

テスト対策では鉄板ですが、参考書や対策本を使うのはTG-WEBの対策にも非常に効果的です。TG-WEBは独特の問題が出てくるので、考え方や解法について正しく記載されている参考書で勉強するのはおすすめの方法です。また難易度こそ高いものの、解き方についてはパターンがそこまで多くないため、繰り返し学習しやすい参考書は対策にとても向いています。

⑵WEBサイトやアプリを活用する

参考書と合わせて対策用のWEBサイトやアプリも併用がおすすめです。

正答率や回答スピードを意識しながら、問題文ごとの解法を体にインプットしていきましょう。

❸実施企業例

TG-WEBは業界は不特定ですが、有名・人気企業でふるい落としとして実施されています。具体的には以下の企業です。

デロイト トーマツ コンサルティング/三菱UFJ銀行/ユー・エス・ジェイ/Strategy&/三菱重工業/TOTO など

まとめ

今回のポイント
・WEBテストは基礎能力を測るためのもの
・WEBテストはそれぞれに応じた対策が必要

また、無料のキャリア面談や就活イベントも行っているので、少しでも興味を持たれた方は、ぜひ友達追加をしてみてください!

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