こんにちは!
皆さん、就活は進んでおりますでしょうか?
そろそろ業界も絞り切っている方も多いかと思います。
しかし皆さん、「自動車業界」について興味を持ったことはございますか?
自動車業界といえば、トヨタや日産、ホンダなどの代表的な企業が思い浮かびますが、将来性というのは一体どのようになっているのでしょうか?
これから自動走行などや電気自動車などが流行ると言われていますが、それも加味してこれからの自動車業界、そして業界の社風について見ていきましょう!
目次
自動車メーカーはこれから伸び悩む
正直、これからの自動車メーカーの未来は明るくありません。
それにはいくつか理由があります。順にみていきましょう。
まず、自動車業界は現在さまざまな問題を抱えています。
- 米中の貿易摩擦による、自動車部品の価格の上昇
- ライドシェアリングが一般化されるにつれての売り上げの低迷
上のような理由で、現時点で金銭面に関しては芳しくありません。
しかし、一番の問題というのは。自動運転社会に将来変化していくということです。
プログラマーである中島聡さんは、次のように述べています。
現在、人々の移動手段の6割が自家用車です。
これが変化するとなると、大変大きな規模での市場変化が起こるということです。
この変化に追いつくことのできな自動車メーカーというのは、どんどんと淘汰されていきます。
自動車メーカー
日本の自動車メーカーは世界的にも人気であり、世界の自動車販売ランキングの上位にも日本企業が複数ランクインしています。
自動車の製造にあたって様々な企業が関わっていることも忘れてはいけません。
電子回路の基盤や、タイヤ、ボディの鉄鋼など様々な部品を扱う企業が連携して車が完成します。
近年では自動運転が注目されつつあり、IT業界の結びつきも増しています。そういった点からも自動車産業は日本の基幹産業といえるでしょう。
自動車メーカーにおける業務工程
商品企画
どのような車が売れるかを考え、社会のニーズに合わせた車のコンセプトを決定します。
消費者のニーズを社会のトレンドや市場の変化から情報収集してマーケティングを行います。営業、開発、データ、様々な視点から事業戦略を立てて同時に商品企画を行います。
研究・開発
商品企画をもとに車を設計して開発を行います。車は小さなねじなども数えると一万以上の部品で構成されているといわれており、あらゆる分野の技術者が研究開発に携わっています。
自動運転や、電気自動車など最先端技術の研究も日々おこなっています。
生産
開発が終わると製品化するため大量生産を行っていきます。
細かく膨大な部品から複雑な製品を作っていく中でより正確に効率よく生産するための仕組みを考え、工程や設備配置を行います。
業務内容
大まかに技術系と事務系の2つに分類されます。
技術系の業務は研究開発です。様々な分野を専攻としてきたエンジニアが最新技術の研究、新しい車への技術の組み込み開発を行います。
事務系の業務はマーケティング、営業、総務、人事、経理などの一般のメーカー企業と同じような部署に配属され各部門の業務を行います。
日本主要メーカー八社
日本の自動車メーカーの主要とされている八社はこちら。
- トヨタ自動車
- 本田技研工業
- 日産自動車
- スズキ
- ダイハツ
- マツダ
- スバル
- 三菱自動車
主要八社の中でも上位三社とされているトヨタ自動車、本田技研工、日産自動車についてみていきましょう。
主要自動車業界を数字で徹底比較
さて、上で自動車業界のいろはを知っていただきましたが、年収や従業員数などの会社規模はどのようになっているのでしょうか?
やはりトヨタが従業員数、年収共に一番上です。
トヨタ自動車は、トランプ政権以来、サイズの大きいトラックやSUVが売れに売れており、関税の下がった中国でレクサスを沢山販売しているので収益に関しては問題なく、これからも廃れはしないでしょう。
又、トヨタは自動運転とシェアサービスへ5000億円の投資を行うことに決定したので、これからの時代でも生き残っていくと考えられています。
又これは上のどの企業でも当てはまるのですが、やはり日系企業特有の年功序列、歳をとるにつれて給料が上がる仕組みになっています。
早く成長して若いうちから実力でどんどん稼ぎたい方には向いていません。
自動車業界の社風は意外と和やか
さて、ここまで業界の現状に関してを詳しく述べてきました。
では、人間関係や会社の雰囲気などはどのような感じなのでしょうか?
結論から言うと、非常に和やかです。
実際にトヨタ自動車の面接を受けた人の感想は、共通して「和やかだった」という意見が殆どでした。
このように、面接でもプレッシャーを与えられることなく、人事の方に聞いてみても「社員の中は非常に仲がいい」とおっしゃられていました。
自動車メーカートップ!トヨタ自動車
自動車メーカーのトップとされているのがトヨタ自動車。
日本国内自動車売り上げは1位。2019年には売上高が日本企業として初めて30兆円を超えました。
このことからも日本を代表する企業の一つと言えますね。
世界中で自社製品を販売しており、その売上高は、日系自動車メーカーの追髄を許していません。
トップ企業ならではの資金力を生かして巨額の投資を行い自動運転の研究を進めています。また、マーケット調査力も高く、幅広い地域で販売に成功を収めています。
世界的に見て、自動運転、電気自動車といった次世代の技術でやや出遅れているといわれています。
しかし、
自動運転開発に巨額の資金を投資している点
全固体電池の研究開発が世界で最も進んでいる点
から法律の整備や実用化が進めば、更なる発展が見込める企業です。
会社として完成度も高く組織も非常に整った会社との評判もあります。人材育成の基盤も整っており若手の成長性も非常に高いとされています。
いろいろなメディアを通してタイムリーかつ戦略的に情報発信が行っています。
様々な情報網が整備され、世の中のトレンドをキャッチし俊敏に対応できる体制が整っています。
トヨタの社風は「常に挑戦」
トヨタは常に積極的な姿勢を示しています。
年次に関係なく、自分が一体どうしたいのかという意見を聞いてくれる風土があります。
しかし、上でも触れましたが年功序列での昇給なので、給料に雲泥の差がある課長と平社員が同じ仕事をしているという場面も見受けられるそうです。
マッチしている人
- 毎年安定して給与をもらいたい人
- 積極的に仕事に取り組める人
車・バイクを手掛ける本田技研工業
日産自動車と国内自動車売り上げ二位を争うホンダ。また、トヨタにはない二輪事業を持っており、こちらは世界トップシェアを誇っています。
車では乗り心地、使い心地に定評のあるNBOXが特に売れており、トレンドを捉えた開発力があるといえます。
また、これまで培った技術を活かし、航空機やロボットなどの付加価値が高い製品も手掛けているのも特徴です。
ホンダの社風は「技術で勝ち取る」
ホンダは大きい会社ですが、役員と社員の距離が意外と近いです。一度名前を憶えてもらうと、仕事がスムーズにいくことも。
中途採用と新卒の待遇にそこまで差がないというのも特徴です。
社員が自分から志願すれば、多種多様な開発をさせてくれますが、上司とチームメンバーの認可が必要になります。
学歴不問で総合職一般職の採用を行っていたのも有名ですね。
マッチしている人
- 学歴フィルターを気にせず受けたい方
- 色々な開発に興味がある方
ルノーと提携し国際化を進める日産自動車
ホンダと国内自動車売り上げ二位を争っています。
フランスの大手自動車メーカー、ルノーと提携したことによって外資系の社風が取り込まれているようです。
また、巨大グループとなったことでグループ全体の売り上げはトヨタにも匹敵する大きさとなりました。自動車メーカーの中でも海外への展望が開けている企業だといえます。
同じ車線での走行を自動運転によってサポートする同一車線自動運転技術や、量産型電気自動車を世界で初めて世に送り出しました。
日産の社風は「外国文化を取り入れる」
日産は何と言っても社員の方々の人当りが非常によく、面倒見が良いです。上司とも特に上下関係を意識させず、フラットな形で指導してくださる方が大半です。
又、巨大な組織故、基本的に外国籍の出向者が多いです。これも相まって、会社の風通しは非常によくなっています。
しかし、ルノーとの業務に関わることは避けられません。内部調整でストレスが溜まることもあります。時には合理的ではない意見を承諾することがあります。
マッチしている人
- 上司と和やかな関係でいたい方
- 風通しの良い会社で働きたい方
まとめ
いかがでしたか?
自動車業界は将来性が不安という声もありますが、少なくともここ数年で急につぶれるということはまず考えられません。
終身雇用は無理があるかもしれませんが、新卒で経験を積んでおきたいならもってこいの場所ですね!
ではまた!