自己分析の方法は、様々です。
ツールや書籍で行ったり、他己分析をしてもらったりといった方法があります。
本記事では、自己分析ツール・書籍・他己分析に分けて、それぞれでおすすめの方法を紹介していきます。
自己分析ツールは、自分の傾向や性格を数値化したり、文章として言語化したりしてくれるため、自己分析を始める際の取っ掛かりとして最適です。
また、ツールを使うことにより、自己PRや志望動機のもととなる材料を整理することができます。
エントリーシートや面接で、自分の主張を深堀りしたい・見直したい人は、自己分析ツールを使うことで新たな視点が見つかるかもしれません。
(2)就活におすすめの自己分析ツール6選【就活ナビ・サイト編】

①適性診断AnalyzeU+(オファーボックス)
(※画像引用:オファーボックスHPより)
質問項目は、251問と圧倒的に多いのが特徴です。
診断結果は、大きく「社会人基礎力」と「次世代リーダー力」の2つに分かれます。
- 社会人基礎力:①前に踏み出す力 ②考え抜く力 ③チームで働く力
- 次世代リーダー力:①やり続ける力 ②周囲を牽引する力 ③高め合う力
上記のように、さらに3つに分類されることで、より細かな診断結果を知ることができます。
各項目が数値化され、グラフとして表示されるので、強み・弱みが一目瞭然になります!
②適性診断MATCH plus(マイナビ)
(※画像引用:マイナビより)
MATCH plusの特徴は、なんと言っても再受験ができる点です。
他のツールだと、診断は1回きりというものが多いのですが、マイナビの診断ツールは、過去3回分の診断データと比較が可能になっています!
時間が開くと、以前の自分とは価値観や考え方、行動特性が変わっているということもあるでしょう。
以前の自分と比較し、どの点が変化したのか、変わらない部分は何なのかを知ることで、自分の強みや将来的に伸びていく部分を知ることができます!
診断内容としては、パーソナリティの特徴以外に、業界適性や職種適性も診断されます。
自分に合った業界が分からないという方は、一度診断してみましょう!
③リクナビ診断・リクナビ性格検査(リクナビ)
(※画像引用:リクナビより)
リクナビ診断の特徴は、診断結果を基に、向いている仕事を3つの観点から紹介してくれる点です。
さらに、それぞれの結果の中で、あなたの傾向・よくある日常のシーン・仕事探しのアドバイスの3点を解説しています。
リクナビ診断は、以前の結果との比較はできませんが、再受験が可能なので、定期的に診断してみてくださいね。
リクナビ性格検査では、あなたの特徴・持ち味と仕事探しのヒント・持ち味がいきやすい社風と企業探しのヒントの3つの診断結果がでます。
診断結果の「こんなことありませんか?」という項目では、結果を基に、日常の中でのあなたの行動傾向を指摘してくれます。
改めて、普段の自分の行動を振り返るきっかけとなるツールです。
リクナビ診断・リクナビ適性検査を実際にやってみたい方はこちら
④適性検査GPS・キャリアタイプ診断(dodaキャンパス)
(※画像引用:オファーボックスHPより)
適性検査GPSでは、パーソナリティを診断できます。
以下の3要素からあなた自身の強み・弱みを知りましょう。
- レジリエンス:精タフさタフさ
- リーダーシップ:物事に向き合う前向きさ
- コラボレーション:他者への働きかけ
キャリアタイプ診断は、1分程度で手軽にできる診断です。
計25問の質問に答える事で、どのような働き方があなたに合っているかを診断してくれます。
簡単に診断したいという方には、おすすめです。
適性検査GPS・キャリアタイプ診断を実際にやってみたい方はこちら
⑤キミスカ適性検査(キミスカ)
(※画像引用:就活研究所より)
キミスカ適性検査では、150問の質問から、10項目の診断結果を取得できます。
診断項目は、以下の通りです。
- 性格の傾向
- 意欲の傾向
- 思考力の傾向
- ストレス耐性
- 価値観の傾向
- ネガティブ傾向
- 職務適性
- 戦闘力
- 虚偽回答の傾向
- 人物及び人材活用に関するコメント
上記のように、豊富な項目から、自分自身の特性を把握することができます。
性格やストレス耐性などの項目は、ESや面接での強み・弱み、どのような時にモチベーションを感じるかといった質問に活かしましょう。
⑥適職診断・動物診断(就活の教科書)
(※画像引用:就活の教科書LINEページより)
就活の教科書では、LINEに登録することで、気軽に就活の診断を行えます。
適職診断では、8つの質問に答える事で、向いている業界と職種を知ることができます。
ささっと診断できるので、簡易的でも良いからとりあえず、自分の適職が知りたい!という人におすすめです。
動物診断は、5つの質問に答えて、どのような性格タイプの人間か・向いている業界は何かを知ることができます。
これらの他にも、就活の教科書では、就活力診断なども行っているので、現状の就活レベルが知りたいという人は、ぜひ診断してみてください!
こちらは、自己分析ツールのまとめです。
比較して、自分に合ったものを活用してくださいね。
(3)就活におすすめの自己分析ツール7選【就活外サイト編】
CLUTCHでは、無料で面談を行っています。
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上記のような悩みを持っている方は、ぜひ、友達追加ボタンから、面談をお申し込みください!
①エムグラム診断
「エムグラム診断」は、世界で1100万人以上に使われているほど人気のある性格診断ツールです。
105問の質問に答えると、多様な性格の要素の中から、自分に当てはまる8つの性格的要素を知ることができます。
企業で使用される適性検査と同レベルの高精度分析アルゴリズムにより、診断されます。
そのため、受験者の性質を超精密に診断するという点が、エムグラムの特徴です。
また、エムグラムの利用方法は、とても簡単で、スマホやパソコンを使って質問に答えていき、ニックネームとメールアドレスを入力するだけで診断結果が送信されます。
全体で7分程度で終わるので、移動時間や寝る前などに、さくっとやってみると面白いですね!
②FFS診断
(※画像引用:FFS診断より)
「FFS診断」は、人間関係を可視化し、ストレス原因を仮説立てるFFS理論をもとに作られています。
FFS診断では、受験者を凝縮性・受容性・弁別性・拡散性・保全性の5つの行動因子に分類し、どの因子が多いかによってストレス要因を判断するものです。
自分がストレスを感じる要因やストレスを感じることで陥る状態、さらには自分と他者の違いや強みまでを診断することができます!
自分のストレス要因を知ることで、働きやすい職場や成長しやすい環境が分かるので、企業選びやキャリアプランを考える際に非常に役立ちます。
スマホでLINEと連携して、80問の質問に答える事で結果が出ます。
多くの企業でも利用されているほど信頼性の高いツールです。
③CIY診断
(※画像引用:オファーボックスHPより)
「CIY」は、性格診断の結果とともに、あなたに合わせたトーテム(ドット絵のキャラクター)が出来上がるのが特徴です。
このトーテムが、とにかく可愛くて遊び心溢れる診断ツールとなっています。
診断の正確性ですが、108問の質問に答えることで、約26万8000通りの中から自分の性格が分かるので、超精密な性格診断といえるでしょう。
また、診断結果を基に自己PR文を自動生成してくれます。
特に、強みに関する自己PRに悩んでいるという人は、参考にしてくださいね。
「COLOR INSIDE YOURSELF」を実際にやってみたい方はコチラ
④16Personalities
(※画像引用:16Personalities HPより)
16Personalitiesは、37カ国語に対応しており、これまでに累計5億回以上も実施(2022年2月現在)された診断ツールになります。
登録不要で診断できるという点で、始めやすい診断ツールです。
内容としては、質問の結果から、4つのグループに分類され、そこから16の性格タイプに分けられます。
診断結果では、強み・弱みの他に、就活に役立つキャリアパスや職場の習慣といった内容が分かります。
かなり詳細に結果が記載されているので、自分自身について深く理解したいという人には、おすすめです!
「16Personalities」を実際にやってみたい方はコチラ
⑤エニアグラム(hoyme)
エニアグラムは、個人の特性を9つの性格タイプに分類する診断です。
90問の質問から、自分に当てはまるものを全て選んでいくことで、性格タイプを発見します。
20歳以下の自分だったらどうするかという視点で、質問に答えていく診断です。
タイプごとに、されると嫌なことや、プラス面、リーダーシップの取り方などが診断されます。
自己PRや、強み・弱みの発見に役立てましょう!
⑥新・RPGジョブ診断
ウォンテッドリー社が出した、ジョブ診断です。
就活生の「今後何がしたいか分からない」という悩みから、リリースされたので、将来像やキャリアプランに悩んでいる学生は、一度試して見ると良いでしょう!
20問の質問に答えることで、あなた自身に合うジョブがわかる診断ツールです。
ジョブごとの強みや弱み、仕事をする上で大切なことを知ることができます。
⑦ポケモン自己分析
こちらは、有名なポケモンの自己分析です。
1分程度で、サクッと取り組めます!
16の質問に答える事で、あなたがどのポケモンの要素を持つのか診断してくれます。
働く上での立ち位置や、向いている働き方などが診断されるので、どのような仕事に向いているか悩んでいる人におすすめです。
診断結果の精度は、他のものに比べて高いとはいえませんが、ポケモン好きにはたまらない診断です。
(4)就活におすすめの自己分析ができる書籍【3選】
アナログな方法で、じっくり取り組んだり、ノートに記録したりしながら自己分析を進めたいという人も多いでしょう。
独自で自己分析を進めるのは難しいですが、自己分析本を活用すればアナログでも、スムーズに自己分析を進めることができます。
以下で紹介する3冊は、新卒の就活生におすすめの自己分析本です。
注意点として、自己分析本を選ぶ際は目的を明確にしておかなければなりません。
面接に役立てるためのもの、キャリアを見据えるためのものなど、様々な書籍が存在するので買う際は、要チェックです。
早速、おすすめ本を見ていきましょう!
①さあ、才能に目覚めよう 新版ストレングス・ファインダー2.0
ストレングスファインダーは、アメリカのギャロップ社が開発した才能診断ツールです。
書籍を購入し、付属のシリアルコードを読み取ることで、診断ができます。
ストレングスファインダーを受けることで、どんな働き方が自分に向いているか、どんなことにモチベーションを感じるかも分かるので、就活生にはうってつけの自己分析ツールです。
②メモの魔力
メモ魔で有名な、SHOWROOM株式会社代表、前田裕二さんの著書になります。
この本の巻末に、「自分を知るための自己分析1000問」が掲載されており、メモを実践しながら、自己分析に取り組むことができます!
小学校時代から将来のことまで、様々な質問が掲載されています。
加えて、この書籍自体も効果的なメモの取り方が解説されているので、説明会などでメモを取る機会の多い就活生に、読んで欲しい1冊です。
③やりたいことの見つけ方
(5)他己分析を頼む
自己分析以外にも、自分の性格を知るために他己分析という方法があります。
自分以外の第三者に、質問をすることで、他人が自分をどのように見ているのか知ることができます。
他人からの評価を知ることで、自分では気づけなかった自分の良さを知るきっかけにしましょう。
早速ですが、他己分析の方法を見ていきます。
①お願い他己分析(マイナビ)
マイナビが実施している、他己分析ツールです。
LINEから、友達や家族に、他己分析をお願いできます。
LINEを使うことで、相手に気軽に頼むことができるのが特徴です。
36の質問に答えてもらうことで、チームワーク・問題解決力・統率力など、計9項目がレーダーチャートで表示されます。
コメントももらえるので、自分が人からどのように見られていたのか知ることができます。
②Googleフォームで自作する
最後に紹介するのが、自分でつくってしまうという方法です。
Googleフォームを使えば、自分の好きなように質問項目を設定することができます。
強み・弱み、自分の印象など、気になる項目を設定しましょう!
特に、聞いておきたい質問内容としては、以下の項目が挙げられます。
- 長所・短所
- 第一印象と今の印象は?
- 友達や組織の中ではどんな存在・役割か?
- 改善してほしいところは?
- 印象に残っている思い出は?
適宜、自分の聞きたい項目を追加して、いろんな人に聞いてみましょう。
はじめに質問文を自分で作る必要がありますが、一度作ってしまえば、使い回しが可能なのでリンクを共有して、いろんな人に回答してもらうと効果的です。
自作のおすすめポイントは、自分で必要な項目、不必要な項目を設定できるという点です。
知りたい情報をピンポイントで、集めたいという人にはおすすめです!
(6)自己分析を就活に生かす方法
自己分析を就活に生かす方法は、大きく2つあります。
①業界・企業選びに活用する
②ESや面接など選考に生かす
具体的に、どのように活用するか見ていきましょう。
①自己分析を業界・企業選びに活用する
上記で紹介した、MATCH plusや適職診断、新・RPGジョブ診断では、自分に合った働き方や職業を紹介してくれます。
「志望業界が決まっていない!」という悩みを抱えている人は、このようなツールを使うことで、自分に向いている職業を見つけてみましょう。
診断結果の業界や職種から、企業探しをすることが、自分に合う企業を発見するきっかけになるのです。
また、業界が決まっている人でも、今まで見ていない業界に視野を広げるという点で、活用することもできます。
向いているという点で、業界を探す事で、思いがけない企業との出会いに繋がるかもしれません!
自己分析を進めた上で、業界研究に不安を感じた方は、こちらの記事もご覧ください。
②自己分析を選考対策(ES・面接)に活用する
選考の中で、自分の強み・弱みはもちろんですが、他人からどう見られているか、どんなときにモチベーションを発揮するか、どのような時にストレスを感じ、どのように克服するか・・・など、様々な質問がされます。
このような質問に答える為に、自己分析が欠かせないのです!
今紹介した、質問に自信を持って答える事ができない人は、さらに自己分析をしましょう。
加えて、将来像やキャリアプランを見つける際にも自己分析が重要です。
過去の経験を照らし合わせた上で、どのような社会人になりたいか・どんな働き方がしたいのかを自己分析を通してじっくりと考えましょう。
1種類だけではなく、幅広く自己分析ツールを使うことで、多角的に自己理解を深める事ができます。
選考の中で出される多様な質問に答える為にも、自己分析を行いましょう。
面接で聞かれる質問について知りたいという方は、こちらの記事も参考に対策をしてください。