本記事を読んでくれている皆さんは少なからず就職活動に取り掛かっていることでしょう。
そんな皆さんに1つお願いがあります。
皆さんが大学入学した頃を思い返してみてください。
当時と比べ、現在の皆さんは大きく成長していることでしょう。
_______では、これまでの大学生活を通して
「”将来やりたいコト”」見つかりましたか?
この記事を読んでくれている皆様の多くはやりたいコトが見つかってないのだと思います。
安心してください。将来の夢や目標がないことを否定するわけではありません。
今回の記事では『就活』と『やりたいコト』の関係について解説していきます!
「やりたいコト」は必須なのか
この章では就活において本当に「やりたいコト」が必要なのか、筆者の考えも交えながら検討していきます。
「やりたいコト」がある人ってどのくらいいるの?
皆さんの周りには
「将来○○がしたい」「△△になりたい」
といった未来像を描けている学生がどれほどいるでしょう?
これは「やりたいコト」がある学生の割合の調査結果です。
いかがでしたか?
結果から分かるように、「やりたいコト」がある学生とそうでない学生の割合はほぼ同じです。
「想像以上に多い」と感じた方は多いかと思います。
次の節では「やりたいコト」を持つ人の危険要素について解説します。
それって本当にやりたいコト?
先ほどのアンケートで半数の学生が「やりたいコト」があるという結果が得られました。
ただ、それが本当に向こう40年以上、社会人として成し遂げたいことなのでしょうか?
ほとんどの学生は就活の時期になって初めて、具体的に将来のコトを考え始めます。
そのため、就職活動を乗り越えるために「やりたいコト」を作り出してしまうことがあります。
つまり、就職活動という正解も道標もない道を歩んでゆくにあたって、「将来やりたいコト」という仮のゴールを設定するのです。
そうすることで、志望する業界や企業、志望理由などが浮かび上がり就職活動に取り組みやすくなります。
だからこそ、本当にそれが自分のやりたいコトなのか、今一度考え直すことを強く推奨します。
芯の弱い「やりたいコト」は反って就活を苦しいものにします。
なぜなら、面接時の深掘りに対応することができなかったり、ES等の志望理由が通り一遍なものとなり選考を通過できないからです。
周りに流されるな就活生!
就活生の数は毎年40万人以上に上ります。
その中には数多くの経験を積み、自分と向きうことで”本当にやりたいコト”を見つけている学生も存在します。
そういった人はやはりカッコいいですし、就活においても一際目立ちます。
でもそんな人ってほんの一握り。
多くの学生はそこまで具体的かつ芯の通った夢や目標を持っていません。
ですから、確固たる「やりたいコト」を持つ人と自分を比べるのはナンセンス。
だって簡単に見つかるものじゃないし、他人は他人、自分は自分じゃないですか。
焦って「やりたいコト」を見つけようともがく必要なんてありません!
自分のペースで見つけていけばいいし、それと就職活動は全く別軸です!
「やりたいコト」が無い人の就活
先ほどもお伝えしたように、「やりたいコト」の有無は就活の結果にさほど結果を及ぼしません。
では「やりたいコト」が無い人はどのように就活を進めていけばよいのでしょう?
その答えは、”就活市場における自分の価値を高めること”です。
この言葉だけではよく分かりませんよね。安心してください。
これから具体的に解説していきます!
社会(企業や業界)を知る
最初のステップは社会に対して関心を持ち理解を深めることです。
日本だけでも全ての企業の数は410万社に上ります。幾多もの企業が織り成しているこの日本社会。
それを全く知らないまま、社会に出た後の自分を想像することは難しいと思います。
企業を広く見ていく中で自分が働きたい「業界」が自ずと分かります!
仕事を知る
社会に出た後、自分がどんな形で活躍できるのかを見極めるためには実際の仕事を知る必要があります。
そのためにするべきコトがインターンシップへの参加です。
今ではインターンへの参加が当たり前の時代になっていますね。
ですが、インターンへ参加する本質的な理由を見失っているようにも感じます。
「周りが行っているから」「内定に近づくから」そういった理由で参加するのと、企業について理解した上でより深く知りたいと考えて参加するのとでは雲泥の差ですよね。
インターンに参加する場合は企業の情報を十分に調べ、”何を学び得たいか”明確にしておきましょう。
インターンに参加することで自分が向いている「職種」が見えてきます。
手法を知る
上記の2ステップで「やりたいコト」がなくとも、働きたい業界、やりたい仕事に出会ことができます。
3つ目のステップは、就活のテクニックを知るということです。
就職活動、視点を変えると採用活動は競争の世界です。
売り手市場と言えども、学生が企業の採用枠を争う構図に変化はありません。
望み通りの場所で働くためには、この競争を潜り抜けるための実力を身に着ける必要があります!
部門別に必ず役立つおススメの記事を紹介します!ぜひ一読し、実践してみてください。
〇エントリーシート
採用フローの最初の関門。限られた文字数でどれだけ自分を表現できる?
適性検査は就活の中で唯一”正解”がある。対策無しでは臨めない?
〇面接
立ちはだかる最終関門。人事は何を見ている?
〇就活×SNS
令和の就活必須ツールはSNS。最大限に活用するには?
内定を確実に獲得するための「実力」を養いましょう!
それでも「やりたいコト」を見つけたいあなたに
さて、ここまでで「やりたいコト」がなくとも就職活動は成功させられることを証明しました。
それでもなお、「やりたいコト」がほしいという人のために、夢やビジョンを見つけるためのヒントを紹介します!
社会人と話す
自分より人生経験が豊富な人と話すことは刺激を得るうえで非常に重要です。
それまでは気づけなかった視点や初めての価値観を知ることになるでしょう。
尊敬できる大人や一流の社会人との会話を通して、今の自分に足りないモノが見えてくるものです。
理想と現実のギャップを埋めていく中で「やりたいコト」に出会えるかもしれません。
社会人と話すための手段3選
OB/OG訪問
これは就活でも王道の手段ですね。
最大のメリットは落ち着いた場で顔を見合わせながら話せることです。
大学の先輩という事による安心感や共通項目の多さが話しやすさを助長してくれます!
Matcher
様々な社会人と話すことができる就活サービスです。
日本全国・たくさんの企業の社会人が登録しており、熱い思いをもった方ばかりです。
直接会わずともオンラインでお話しが可能なので、地方学生や女性にはぜひおススメ!
なぜなら人事×他の参加者×自分という他では味わえない環境だからです。
人事の方はさることながら、学生のレベルも高く新しい知見を得られること間違いなしです!
本を読む
記事全体でこれまでに紹介してきた方法とは違って、読書は1人で行うものです。
集中して内容を具体的に想像し、何度も何度も反芻する。
そうすることで初めて、本の内容を自分のものにできます。
読書によって思考の幅を広げ、より自由な発想で「やりたいコト」を見つけにいきましょう!
「やりたいコト」を見つけたい就活生が読むべき3冊の本
『苦しかったときの話をしようか』
就活生だけでなく若者全員に読んでほしい本。
社会に出るまでにあなたがするべきこと、考えるべきことを語りかけるようなやさしい語調で書かれています。
『絶対内定 2021』
就活本のロングセラー。
数多くの先輩が勧める1冊です。
「やりたいコト」を見つけ、内定を獲得するまでずっと活躍する就活のバイブルです。
『まんがでわかる 7つの習慣』
全世界で読まれている自己啓発本の金字塔『7つの習慣』の漫画版。原作の難解な文章を噛み砕き、エッセンスはそのまま抽出。
「やりたいコト」を見つけるためには行動を変えなければなりません。
自分を変えることであなたの周囲が変わりキッカケが生まれることでしょう!
まとめ
いかがでしたか?
「やりたいコト」がない。
だからといって悲観する必要はないことが分かりましたね。
実際、社会人の多くは明確な「やりたいコト」を持たないまま仕事をしています。
だけれども仕事にやりがいを感じ、誇りを持って働いています。
また、仕事を通して夢や目標が見つかる人もたくさんいるんです。
就活生の今やるべきことは、自分に合った企業・仕事を見極めること、ただそれだけです!!