面接でのマナーをステップごとに徹底解説!|オフライン編
オフィスに足を踏み入れた時から面接は既に始まっていると考えましょう。
自分を見ているのは面接官だけではなく、会社にいる人全員です。
面接時に良い印象が与えられても、それ以外でマナーが悪くなっていたら減点対象になり、内定にも響きます。
面接を成功させたければ、まずはビルに入る時のマナーから学びましょう。
面接ステップ①:ビルに入るタイミングでコートを脱ぐ
(引用元:みん就)
寒い時期に面接をする際、羽織っているコートはビルに入る直前に脱ぎましょう。
『そんなマナーがあるなんて知らなかった』と言う学生さんが多いですが、社会では当たり前です。
脱いだコートは綺麗にたたみ、面接中は鞄の上に置いてください。
この時、途中で倒れないように気を付けましょう。
また、受付でハンガーの場所に案内されたら、そちらに立て掛けてください。
面接ステップ②:受付での担当者呼び出す
面接の際には受付の呼び出しにもマナーがあります。
エントランスに受付の方がいたら挨拶を、電話やインターホンが設置されていたら番号を押して、担当の方が出たら面接に来たと伝えてください。
大きな声で、ゆっくりと挨拶をしましょう。
【例文】
本日○時に面接のお約束をさせていただいております、○○と申します。人事ご担当の○○様にお取り次ぎをお願いいたします
面接ステップ③:面接待機中
会社の人に案内されて、面接の時間まで待機する時にもマナーがあります。
周りをキョロキョロ見渡しては不信に思われますし、退屈しのぎに携帯を開くことは絶対にNGです。
どうしても時間を潰したいのであれば、仕事に関連する書籍を読みましょう。
面接待機中でも自分は周りから見られているという意識を持ちながら、始まるのを待つのがベストです。
また、社員さんが通りかかったら挨拶をしましょう。
挨拶は社会人の基本であり、一緒に働けるかの判断材料になります。
元気よく挨拶をすれば、前向きな印象が持たれるでしょう。
その会社の偉い人も通りかかる可能性もあるので、挨拶を忘れないでおけばプラスのイメージが持たれます。
面接ステップ④:入室時のノック
入室時には必ずノックをしますが、回数にも意味があることを覚えましょう。
ノックのマナーは国際標準で決められていて、2回は空室確認、3回は入室確認、として使われています。
面接の場合は3回が一般的です。
面接官から「どうぞ」という声が聞こえたら、「失礼いたします」と声をかけながら入室してください。きちんとドアを見ながら閉めて、「失礼いたします」とはっきり言いながら椅子の横に立ちましょう。
面接ステップ⑤:言葉遣い
言葉遣いが悪いと、どんなに良い内容を語っていても面接官には響きません。
細かいことにはなりますが、主に下記のポイントに気を付けるだけで、だいぶ印象は変わってきます。
- 一人称は「わたし」か「わたくし」
- 「え~」「あの~」などの時間稼ぎ言葉は使わない
- 「あれ」「こういうところ」など抽象的な表現は避ける
- ですます調で話す
- はっきり大きな声で話す
- 語尾は伸ばさない
一人称に関しては「僕」を使う人もいるかと思いますが、多少幼稚さが出てしまうため「わたくし」を使う方が賢明です。
「自分」も適切ではないので避けましょう。
喋り始める時や言葉の合間に使う「えっと~」などの言葉も、相手が聞き取りにくかったり自信がない印象を与えたりします。
語尾を伸ばすことも含め、普段の癖に由来する部分が大きいので、日常で友達から指摘をしてもらうなどしてゆっくり改善していきましょう。
面接ステップ⑥:面接中の姿勢
面接中の姿勢と表情は大切です。
筆記試験の成績がよく、本人がどれだけ自己PRに励んでも、姿勢が悪ければ大きく減点されます。
- カバンは座席の下に置く
- 背筋を伸ばす
- 面接官と目を合わせる
- つま先を揃える
- 男性は軽く握った手を膝に添える
- 女性は重ねた手を膝の上にのせる
姿勢を正しながら笑顔でお話をすれば、面接官の印象も自然に良くなります。
人事担当者が面接中に就活生を見ているポイントとして、以下の3点が挙げられます。
- ➀積極性・本気度
- ➁素直さ・将来性
- ➂マナー・印象
積極性と本気度では、主に企業研究の量の多さで差がつきます。
会社に対する志望度や本気度の分だけ企業研究の量や質も向上し、志望動機もより崇高なものになります。
面接の時間を割いてもらうということで、最低限のマナーでもあるのでしっかり取り組みましょう。
素直さは、面接官との会話のやり取りで判断されます。
質問に対して率直な回答をする、分からない部分があれば素直に聞くなど、変に飾らないようにすることがベストです。
素直な学生は、仕事にも真摯に取り組み成長する傾向が強いため、将来性もあり高評価になります。
マナーが良ければ減点されない、印象が良ければ加点される、というものです。
先述したマナーの注意点を徹底すれば、大いに減点はされないはずです。
また、印象を良くする手段として効果的なのは、表情を意識することです。
入室から退出まで、自然で健康的な笑顔を努めるようにしましょう。
自分の笑顔が心配なら、身近な大人に見てもらって不自然ではないか確認してもらうことをおすすめします。
面接ステップ⑦:退室
面接が終わった後は、椅子から立ち上がって45度の角度でお辞儀をしましょう。
「本日はお忙しい中、お時間を作って頂きありがとうございました」などのように相手に対するお礼も忘れてはいけません。
また、ドアの手前でも一度面接官の方に振り向いてから「失礼いたします」とあいさつして、退出しましょう。
退出した後でも姿勢を崩さないで、オフィスの外に出るまではきちんと歩いてください。
もちろん、携帯電話を取り出すことも厳禁です。
コートを着るのも、ビルの外に出て少し歩いてからの方が望ましいです。
ビルの外に出てからも近くには社員さんがいるので、マナーを心がけましょう。
もちろん、堅苦しくなる必要はありませんが、姿勢や服装は整えることをおすすめします。
リラックスしたいのであれば、ビルが見えなくなった所まで歩いてからにしましょう。
メールで誰かに連絡をしたいのであれば、社員さんと思われる人がいなくなってからにしてください。
もちろん、歩きながらのスマホはマナー以前の問題なので、絶対にやめましょう。
面接に向けての事前準備
面接準備①:持ち物
面接での忘れ物は当然ご法度です。
事前に準備して、忘れ物のないようにしましょう。
具体的な持ち物は以下の通りです。
A4サイズが入るバッグ
応募書類を持参したり、企業から資料を手渡されることも想定されますので、バッグはA4サイズが入るものがよいです。女性は化粧ポーチなどを持参することを考えて、マチに余裕があるバッグがおすすめです。
エントリーシート・履歴書のコピー
面接では提出書類の記載内容について必ず掘り下げられます。コピーを控えておき、当日も持参しましょう。何を書いたのかを頭に入れ、どのような掘り下げが想定されるのかをしっかり考えておくことが重要です。
クリアファイル
提出する書類はクリアファイルに入れて、折れ曲がったりしわになったりしないようにしましょう。
筆記用具、メモ帳
選考書類の記載漏れ(日付など)を発見したときのために、書類に使用したのと同じペンも念のため持っていきましょう。
腕時計
面接準備②:逆質問
面接の逆質問は、なかなかとっさに良いものを出せません。
会場の緊張感や、自分自身の焦りからうまく思考が回らないことも予想できます。
このようなことから、逆質問はあらかじめ用意しておきたい項目です。
こちらの記事に詳しく記載しているので、ぜひ参考にしてください。
面接でのマナーをステップごとに徹底解説!|オフライン編
面接ステップ①:面接の10分前には待機する
Web面接は移動の必要が無い分、ギリギリになってしまいがちです。
ですが、電波のトラブルやPCのトラブル、企業側のツールのトラブルなど考えうるトラブルのケースはオフライン面接より多くあります。
何かあってもすぐに対応できるよう、オンライン面接こそ早めに待機しましょう。
面接ステップ②:準備完了の連絡を入れる
10分前に待機し、面接で使うツールが起動できることが確認できたら、企業に準備ができたことを伝えましょう。
例文は以下の通りです。
「〇〇大学の佐藤太郎です。本日のWeb面接の準備が完了致しました。本日は宜しくお願い致します」
企業側から事前にURLの共有と「○時に入室してください」という指示がある場合はそれに従いましょう。
ただしこの場合も、少し早めに入室しましょう。
面接ステップ③:入室時の挨拶
入室する前に、カメラをオンにしておきましょう。
入室して顔が映し出されたら、笑顔で挨拶をします。
オンラインの場合、表情が伝わりにくいので口角を意識的にあげるようにしましょう。
入室時の挨拶例文は以下の通りです。
「おはようございます(こんにちは)〇〇大学の佐藤太郎です。本日はよろしくお願いします」
面接ステップ④:聞き取りやすい声と間で話す
オンライン面接はマイクを通すため、オフラインの状態より声が聞き取りにくくなります。
Web面接時に使うPCで録音して練習したり、家族や友達とツールを通して練習するのもおすすめです。
綺麗な声を出そうとするのではなく、いつもより大きな声で、単語をはっきりと発音するようにしましょう。
面接ステップ⑤:目線はカメラをみる
オンラインでの会話では、ついつい画面に映る相手の顔に意識がいきがちです。
しかし、相手から見ると別のところを見ている印象になってしまいます。
慣れないことなので、初めは難しいかもしれませんが、カメラのレンズを見て話せるようにしておきましょう。
ただ、ここで周囲しておきたいのはPCの角度です。PCが傾き過ぎていると、カメラを見て話す際に顔が正面から見えません。
それではカメラ目線にした意味もなくなってしまいます。
PCはいつも使う角度ではなく、直角に近い角度で調節して、顔が正面から映るようにしましょう。
面接ステップ⑥:退室
面接が終了したら、「本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました」とお礼を述べます。
その後に企業側から退室を促す指示が出るので、それまでは退室せずにそのままにしておきましょう。
退室を促されたら、最後にもう一度挨拶をして退室します。
挨拶例文は以下の通りです。
「本日はWeb面接の場を設けていただきましてありがとうございました。それでは、失礼いたします。」
失礼いたします、と言った後に一度礼をします。
この時、浅くなんども礼をするのではなく、対面式と同じように深く一度行いましょう。
もしも退室の指示が出ない場合は、企業側が接続を切るまで待機します。
面接ステップ⑦:お礼メッセージを送る
オンライン面接は移動の必要がないため終了後すぐにメッセージを送ることができます。
そのため、終わったらすぐにお礼メッセージを送ることをお勧めします。
オフラインに比べ、すぐに送ることができるのでのでその対応が早ければ早いほど好印象に繋がります。
面接に向けての事前準備
面接準備①:連絡先を控えておく
面接を受ける企業の連絡先は、スマホとPC両方に登録しておきましょう。
万一面接中にPCが固まってしまってもスマホですぐに連絡を入れることができます。
面接準備②:音のなるものの通知をオフにする
SNSやメールなど通知が来るものは全てオフにしておきましょう。
オフラインの面接でもマナーモードにするように、オンライン面接でも面接中の通知音は厳禁です。
また、家に家族がいる場合、時間を伝えた上でなるべく大きな音を出さなようお願いしましょう。
ペットがいる場合は同室を避け、面接中に映り込むことがないように対策しておくことが大切です。
面接準備③:背景
背景は白い壁が最も望ましいです。
バーチャル背景が使用できるツールもありますが、使用は避けましょう。
壁がない場合は、部屋をきちんと片付けて自室をうつします。
この時、背景を意識し過ぎてベットの上で受けたり、顔が暗くなってしまう場所で受けたりするのは厳禁です。
正しい姿勢で受けられる環境をあらかじめ整えておきましょう。
面接準備④:ネット環境
ネット環境は必ずあらかじめチェックします。
当日になって家のwi-fiでは繋がらない!と言ったトラブルが起きてしまうと面接自体受けられなくなります。
あらかじめネット環境を確認し、繋がらない場合はモバイルデータ通信を共有するテザリングを使う工夫をしましょう。
そのほかにも、Web面接についてこちらで詳しく記載しています。
ぜひチェックしてください。
まとめ
今回は面接のマナーについてご紹介しました。
オンライン面接も増えている今、気をつけるべきポイントも変化しています。
今一度ポイントを再確認して、オフラインでもオンラインでも万全な状態で面接を迎えましょう!
また、digmeeでは就活相談ができる無料のキャリア面談も行なっています。
少しでも興味を持たれた方は、ぜひ友達追加をしてみてください!
関連記事
LINE@で『digmee』限定情報配信中!
『digmee×CLUTCH』 の最新情報をお届けします。LINE@の友達になると配信が受け取れるだけでなく、就活相談ができます。
- 早期選考に向けた面接対策!
- 人事の裏話が聞ける!
- 人気ベンチャーの特別選考ルート情報!
- digmeeをもっと詳しく知りたい方はこちら
