webテスト6種を徹底比較!【SPI・玉手箱からマイナーテストまで大紹介】



就活生
  • WEBテストでどんな対策をしたらいいのか分からない!
  • そもそもWebテストの種類ごとの違いが分からない!
  • 対策はいつからしたら良いの?

こんにちは!
皆さんは就職活動において3段階の選考があることをご存じですか?

 

特徴
  1. エントリーシート
  2. 適性調査(Webテスト・性格検査)
  3. 面接

 

これらの中で、適性検査に苦手意識を持っている人はとても多いです。
さらに、コロナウイルスの影響でWEBテストを選考の中で取り入れている企業は多くあります。

今回の記事では、適性検査の中でも苦手意識の強い「webテスト」について解説していきます!

Webテストは対策が疎かになりがちな部分でもあるので、早い段階から対策をしておきましょう。

(本記事の読了時間の目安は4分です。)

Webテストとは

まずは”webテストとはいったい何なのか”といった部分から説明していきます。
webテストとは、就活の選考の中に実施される、オンライン受験の試験です。

就活生の皆さんなら「SPI」「玉手箱」といった言葉を1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
これらはWebテストの一種になります。

それぞれの違いから対策法・対策時期について紹介していきます。
早速、各Webテストの違いについて見ていきましょう!

就活におけるWebテスト①SPI

SPIは採用選考において最も使用されているWebテストです。

大手企業や商社・銀行・メーカーなどの幅広い企業で使用されています。
(例:伊藤忠商事、丸紅、野村総合研究所、明治安田生命、電通、三井不動産、森永製菓、ソニーなど…)
※データは、過去の情報を基にしているため、今年度も同様の形式とは限りません。ご注意ください。

一見、難しそうな問題に見えますが、考え方は基本的なものが多く、対策すればするほど高得点が狙えます。

業界が決まっていない人や、とりあえずWebテストの対策をしておきたいという人はまずはSPIに取り組むことをおすすめします!

SPIの種類

SPIには3つの種類があります。
それぞれに違いがあるので、押さえておきましょう。

種類

①ペーパーテスト・・・企業が指定する会場に行き、会場で直接受験する

②テストセンター・・・最寄りのテストセンターに行き、受験会場のパソコンから受験する

③Webテスティング・・・自宅のパソコンから受験する

SPIの内容

言語・非言語の能力適性検査と、性格適性検査の2科目が基本です。
企業によっては能力検査の中で、英語や構造的把握力の試験を課す場合もあります。

内容

言語・・・日本語に関する一般的な基礎知識
非言語・・・論理的思考力と数量的処理能力

SPIには、正解率によって難易度が変化するという特徴があります。

そのため、最初の問題は簡単で後半になると難しくなってくるという傾向があります。
難易度の低い最初の問題では確実に点を取れるようにすることが高得点のコツです!

SPIの対策時期

Webテストは最低でも1~2週間の対策期間が必要とされるので、遅くとも1、2月から余裕を持って対策しましょう!

3月の就活解禁を考えると、早い企業で3月の下旬からWebテストが実施されます。
加えて、3月は説明会や選考が本格的に始まり、忙しくなるため、Webテストの対策にまで手が回らないという人も多いです。

そのため、遅くとも1、2月から余裕を持って対策する事をおすすめします!

また、早期選考の段階でWebテストを実施している企業もあるので、そのような企業を練習として受けることで慣れておくことも必要です。

SPIの対策方法

SPIはメジャーなWebテストなので様々な書籍やアプリなどを使用して対策することができます。
ここではおすすめの対策ツールを紹介したいと思います。

また、紹介するツール以外にも、早期選考の段階でWebテストを実施している企業もあるので、早期で実施している企業を練習として受けることで慣れておくことも必要です。

SPI対策本2選

対策本は大きな改訂こそされていないものの、前年のデータをもとに内容が毎年アップデートされています。
できるのであれば、最新版を購入することをおススメします。

①『SPI3&テストセンター出るとこだけ!完全対策2024年度」』


頻出問題に特化している対策本です。
解説もわかりやすいので、よく出る問題を効率的に対策したいという方におすすめの1冊です!

②これが本当のSPI3だ!2024年度版

テストセンターでの受験を徹底解説しており、本番対策はこれで決まりです!
イラストが多いため、分かりやすく勉強しやすい他、出る順で紹介されている点も魅力の一つです。

SPI対策アプリ2選

本だと持ち運びが大変だし机が無いと勉強できないですよね。
そんな時こそスマホアプリで勉強しましょう。

学校の休憩時間や移動中などのスキマ時間で数問解くだけでも効果テキメンです!

 

①『SPI言語・非言語 一問一答


過去問の独自解析によって作成された良問が300問以上掲載されています。
企業別の出題傾向にも対応しています。

 

②『SPI Lite【Study Pro】



豊富な問題数と詳しい解説が人気のアプリです。
高機能メモ搭載でいつでも復習できます。

就活におけるWebテスト②玉手箱

玉手箱はSPIに次いで多くの企業が実施しているwebテストです。
自宅等で受験するwebテスティングサービスの中ではトップシェアを誇っています。

コロナのため自宅でWebテストを行う機会も多いので、玉手箱を受験する頻度も高くなるでしょう。
玉手箱もしっかりと対策を行っておくことで様々な企業のWebテストに対応できるようになります。

玉手箱の種類

玉手箱もSPIと同様に3つの種類があります。
この中でもよく実施されるのが、Webテスティングの形式です。

玉手箱も大手企業で実施されている傾向があります。
(例:アサヒビール、シティグループ証券、TBSテレビ、任天堂、日立製作所など…)
※データは、過去の情報を基にしているため、今年度も同様の形式とは限りません。ご注意ください。

種類

①ペーパーテスト・・・企業が指定する会場に行き、会場で直接受験する

②テストセンター・・・最寄りのテストセンターに行き、受験会場のパソコンから受験する

③Webテスティング・・・自宅のパソコンから受験する

基本的にはテストセンター受験か自宅等でのpc受験になる事が多いです。

玉手箱の内容

能力適性検査(言語、計数、英語)と性格適性検査で構成されています。

内容

計数分野・・・四則演算、図表読み取り、推論

言語分野・・・読解、趣旨判定、趣旨把握

英語分野・・・英文読解

問題数が多いため完答を目指す場合、1問あたりに割く時間は数十秒になります。
例えば、計数の「四則演算」では制限時間9分に対して50問と、1問当たり10秒以下で解くスピードが求められる事が特徴です。

玉手箱の対策時期

玉手箱もSPI同様に多くの企業で実施されます。

同様に1~2月には準備を始める必要があります。

特に多くの問題を短時間で解く必要がある為、スピードに自信がない方は、11月頃から取りかかり、素早く解けるようにしておくとより安心できます!

玉手箱の対策方法

玉手箱の対策で重要になってくるのはスピードです。
いかに多くの問題を時間内で解く事ができるかが鍵になります!

練習を行う際には、時間意識を持ってタイマーなどで測りながら解く事をおすすめします。

ここからは、対策ツールを紹介します。

玉手箱対策本2選

①これが本当のWebテストだ!(1)2024年度版【玉手箱・C-GAB編】

基本的な解き方から素早く解くための解法まで丁寧に解説されています。
素早く解く方法や知りたい方や問題を網羅したい方におすすめの1冊です!

②Webテスト1【玉手箱シリーズ】完全対策2024年度


こちらでは、問題はもちろんのこと、実際に実施される企業の情報も記載されています。
どの企業で実施されるか知ることができるので、本命企業を受ける前に練習として受験する企業を探す事にも使用できます!

玉手箱対策アプリ2選

①『玉手箱Webテスト 対策問題集

こちらは無料で利用できる対策アプリです。
問題の分野ごとに分けられているので苦手分野に絞って対策できます。

スキマ時間も有効活用したいという人にはおすすめです!

②『玉手箱対策 計数

こちらのアプリは有料ですが、テスト時間やスコアなども記録されるため、自分の学習進度が把握しやすいのが特徴です。
「書籍を買うほどではないけど
、手軽に対策したい」という人には利用価値の高いアプリです。

その他Webテスト【CAB、GAB、TG-WEB、企業オリジナル】

①CAB

コンピュータ職向けの採用選考テストです。
IT業界で導入されていることが多く、SEやSI、プログラマーなどコンピュータを扱う職を志望する人は対策が必要です。

暗号系の問題が多い事が特徴です。

内容

 暗号系や思考力の問題が多いです。

対策時期

 IT業界は他の業界よりも選考が早い企業が多いです。
 そのため、10~11月には対策を始めておくと安心です。

②GAB

GABとは、玉手箱の元となったペーパーテストのことです。
論理的思考力を求められる業界で実施されており、コンサルティングやシンクタンク、証券、商社などで出題される傾向があります。

また、GABは基本的に筆記のテストなので会場での受験がメインになります。
問題の形式としては、玉手箱に似ています。

内容

 計数、言語、英語、性格適性検査

対策時期

 1~2月(スピードに自信がない人は11月頃から対策を始めるのがおすすめ)

CAB・GABの対策法

『これが本当のCAB・GABだ!2024年度版』

③ENG

ENGはSPIの英語版のテストです。
難易度としては高校レベルの英語が出題されます。
筆記試験やテストセンターでの受験形式になります。

今まで英語が出題された企業として、みずほ証券、日産自動車、サントリーホールディングスなどが挙げられます。

内容

 類義語、反意語、文法修正、長文読解

対策時期

 SPIや玉手箱と同様に1~2月頃がおすすめです。
 受ける企業で英語を実施しているかどうか確認した上で対策を行うようにしましょう。

④TG-WEB

他のWebテストと異なり、難易度が高い問題が出題されるのが特徴です。

出題する業界は特定してませんが、有名企業で実施されることが多いです。
目的として、ふるい落としとしての使用やマイナーなWebテストへの対応力が見られているとも言われています。

内容

 言語、非言語(暗号や法則性の発見など)、性格適性検査
 思考力を問うような難易度が高い問題が多い

対策時期

 TG-WEBは実施企業にあわせて対策しましょう。
 難易度が高いため、受験までに1ヶ月の余裕を持って対策すると良いでしょう。

対策法

『これが本当のWebテストだ!②【TG-WEB・ヒューマネージ社のテストセンター編】』

⑤企業オリジナル

各企業がオリジナルでテストを作成し、実施していることもあります。

企業によって出題分野や難易度、対面・非対面などに違いがあるので企業のホームページや採用ページから確認しましょう!

企業オリジナルなので対策は難しいですが、情報収集が重要になります!
ネットで事前に情報収集をしたり、実際に受験している先輩に聞くことも必要です。

また、過去に同じ企業の受験歴がある場合は、大学のキャリアセンターが情報を持っている事もあります。
大学のキャリアセンターを訪ねてみることも一つの手です。

企業オリジナルでも、SPIや玉手箱に似た形式の問題を出す企業もあるので、不安な人はSPIと玉手箱の対策をしておきましょう!!

 

このようにwebテストだけでも複数種類存在することが分かります。
むやみに対策するのではなく、自分が受験するテストを知り、絞った上で勉強を始めると効率よく対策できます。

Webテスト対策で気を付けるポイント

ここではwebテストを受験するにあたっての心構えや具体的な対策法について解説していきます。

対策を始める前に

何度も言うようですが、webテストは就活において非常に重要です。
そのため、勢いのまま勉強を開始するのはおすすめしません。

ここでは、対策を行う上で意識すべき、4つのポイントを紹介します!

【webテスト対策の4ポイント】

①受ける試験を明確にする
(SPIなのか玉手箱なのか、自分の受ける企業のテストを確認する)


②分からなければ、すぐに答えを確認する
(粘り強く考える時間はもったいない)


③常に時間を意識する
(勉強時間よりも、解いた問題数)

④受験環境の確認
(PC受験会場の確認やPC受験の場合、ネット環境の準備や操作に慣れておく)

この4つのポイントを抑えたうえで勉強を始めましょう!

①受ける試験を明確にする

まずはじめに、自分が志望する企業が実施している適性検査の種類と受験方法を確認しましょう。

「せっかくSPIを勉強したのに、第一志望の実施テストが玉手箱だった…」となってしまうのは避けたいですよね。

自分の志望する業界や企業が行っているテストを優先して対策しましょう!

②分からなければ、すぐに答えを確認する

実際に、問題を解く際には、時間を計ったり、分からない問題には時間をかけないということを意識しましょう。
また、軽く問題を見て答えが分からなかったら、すぐに解法を確認して解き直すことも必要です。

このサイクルをいかに早く回すかがwebテスト対策のカギになります。

③常に時間を意識する

Webテストは、どれだけスピード感を持って解く事ができるかが重要になってきます。
特に、玉手箱ではこの傾向が顕著です。

限られた時間でたくさんの問題を処理しなければならないWebテストでは、日ごろからスピードを意識して勉強する必要があります。
そのため、対策の段階でダラダラと勉強するのはやめましょう。

そこで、制限時間問題数(ページ数でも可)を予め決めてから始める勉強法がおすすめです。

対策の段階で時間に追われることに慣れることで、本番での焦りと、プレッシャーの克服につながります!

④受験環境の確認

Webテストを受験する前に、受験環境の確認を行いましょう。

実際に会場に行って受けるのか、自宅で受けるのかはもちろん、PC環境の確認も必要です。
特に、自宅受験の場合は、受験に必要なパソコンの動作環境が整っているか、アップデートなどは済ませているかを確認しましょう。

加えて、受験中に電源が落ちてしまわないように、十分な充電があるかも事前に確認しておく必要があります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

Webテストをはじめとした適性検査に苦しむ就活生はたくさんいます。
しかし、この記事を読んでくれた皆さんなら十分な対策ができるでしょう!

Webテストは、むやみやたらに勉強するのではなく、効率的に対策を進めることが大事です。
焦らずに3月の時点で7割以上を確実に取れる実力をつけましょう!

最後に紹介したWebテストを表でまとめました!
ぜひ参考にしてくださいね!

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