【職種紹介】介護に携われるのは介護士だけじゃない！様々な介護職まとめ
皆さんは、「介護」という言葉を聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
それは様々だと思います。「祖父母がお世話になっている」「大変」「現在社会で賃金や待遇などで問題になっている」etc.
今回の記事では、皆さんに介護に関しての職業をご紹介したいと思います。もちろん、普通の介護職だけではありません。他の角度から「介護」をサポートする職業も紹介していきます。
目次
はじめに
まず、現在の介護職の正規雇用に関してみていきましょう。
まず、
介護職員の正規職員率は56.7％、非正規職員率は41.0％です。
訪問介護員は正規職員が17.5％、非正規職員79.0％となっています。
両方とも正規雇用率が低いですが、特に訪問介護員の非正規雇用率は芳しく低いです。
また、採用の状況に関しては新卒が6.8％、中途採用が84.7％です。
新卒が圧倒的に少ないです。新卒がとれない状況であるのが見て取れます。
勤続平均年数は、ホームヘルパーが5.6年、福祉施設介護員が5.5年です。
普通の会社員と比べても低いです。
何故介護職は人気がないのか
その答えは非常にシンプルです。
それは、「誰も働きたくないから」。
介護の仕事といえば、４K（きつい、汚い、危険、給料が安い）という言葉が有名です。このようなマイナスのイメージが強く、加えて老人の方からの暴力やセクハラなどが日常的にまかり通っています。
確かにやりがいもあるかと思いますが、それに対しあまりにも犠牲にしなければいけない部分が多すぎるかと思います。
ヘルパー以外で介護をサポートできる職
直接的に介護をするというのは気が向かないが、それ以外の形で何か貢献したい、という方もいらっしゃるかと思います。そこで、下で当てはまる職業をいくつか紹介させていただきます。
ケアマネジャー
ケアマネジャー（介護支援専門員）というのは、介護が必要な方の心身の状況や周囲の環境などに応じて、介護サービスを利用できるようにするためのケアプランを作成する仕事です。
数ある介護サービスの中から、利用者に合う介護サービスを選択して、利用者や家族への提案・実行していきます。
介護事務
介護事務の資格は、介護保険に関する知識はもちろんのこと、PCスキル（ワード・エクセル）や経理業務の知識などを学び、介護サービス施設や事業所などへ勤務する上で活かすことができます。
介護事務の資格にはいくつか種類があり、民間団体によって学ぶ内容や試験なども多少異なります。しかし、習得できる技能に大きな違いはほぼ無いと考えてよいと言えます。
管理職、管理職候補
介護業界の管理職といえば、まず、老人ホームなどの施設長（ホーム長）、管理者がいます。その事業所の責任者です。
また、大規模な介護施設であれば、その他にフロアリーダー・ユニットリーダーなどの、リーダー職が存在しています。
事業所のとりまとめ役で、マネジメント能力や、介護の専門的知識や能力が必要です。
利用者に高い満足度を感じていただくための配慮と工夫が必要なほか、さまざまな職種で働くスタッフの職場環境と人間関係への気遣いと調整、地域との交流など、仕事は多岐に及びます。
どのような資格・経験が条件となるかは、その事業所により判断が異なります。しかし、多くの場合、最も重視されるのは責任者としてふさわしい人格や経験が備わっているかどうか、となります。
異業種の管理職経験者がつくことも多い職種です。
他にも規模の大きな法人では、人事・経理・総務・企画等の部門が存在しますので、それらの部門の管理職という仕事もあります。
生活相談員、営業関係職
生活相談員は、介護サービスの利用者本人や家族の相談にのりながら、連動する機関との連絡や調整、手続きを行います。
入居や施設利用、介護サービス開始時の相談や契約だけでなく、利用中の相談・サポートなども仕事内容になります。
相談員になるには、社会福祉士などの資格や、一定の介護経験が必要となります。相談員になるための条件は自治体や事業所によっても異なります。
また、相談員とは別に介護業界には営業職もいます。老人ホームや介護サービスの入居・利用のために自治体へのサービス案内や、地域での営業活動を行います。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
介護職といってもそれぞれ、様々な角度から老人をサポートする仕事に就くことができることがわかったと思います。皆さんの就活に少しでも役に立てたら幸いです。
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