ESや履歴書の作成後半では志望動機を書くためのステップを述べていきます。
目次
学生時代に力を注いだこと
皆さんガクチカという言葉をよく聞きませんか。
いわゆる学生時代に力を注いだことの略称ですが、学生時代というのはもちろん大学生の間の話です。特に何か主体的に取り組んだことが望ましいと考えられています。
皆さんは大学生の間にリーダー経験や率先して周りを引っ張ったという経験はありますか?
ここで企業が見ているのは行動経験面です。
当然 企業側は、何をどのように頑張ったか、特に困難をどのように乗り越えたかなど具体的な過程を知りたがっています。
大きなことを成し遂げた経験より、困難に立ち向かい乗り越えた経験を、テーマを1 つに絞って書きましょう。ここで企業は、この人は成果が出せる行動特性があるか、問題解決、目標達成、チャレンジ精神、対人能力の有無を判断しているのです。
ガクチカを書く際に意識することは、大学時代に主体的に取り組んだ経験を書くことだというのはお分かりいただけたと思います。
例えば、
・大学生だからこそできたこと
・難易度が高いと思うこと
・成果を得たこと
これらを、企業が知りたい、あなたがどんな困難を乗り越えたのか、そこから何を学び、 どう成⻑したのかを加えてまとめましょう。
自分が 4 年間でどう成⻑したかのプロセスとともに書くと、より分かりやすく説得力のあるガクチカになるでしょう。
そのプロセスとは、
目標や問題にチャレンジ
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どんな風に?自分なりの工夫、試行錯誤
↓
結果
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成⻑や学び
この自分が主人公になった経験のプロセスこそがアピールポイントです!
内容は大体つかめてきましたね。ではガクチカのフレームワークに沿って書いてみましょう。
いかがでしたか?自分の経験を振り返るってとても時間のかかることですし、その時の記憶はもしかしたら曖昧かもしれません。
曖昧な記憶より、明確な記憶があるエピソードのほうが内容が濃い分話が膨らみますし、面接時に深掘りされても不安はありませんよね。
では最後のステップです。
志望動機
志望動機で企業が見ているポイントは、企業理解をしているかです。
なぜうちの企業で働きたいのか、どのように貢献できるのかを見極め、採用するメリットがあるのか判断されています。
志望動機が、企業の理念や目標などと共通していることをアピールすれば、しっかり会社のことを理解しているなと思ってもらえるわけです。
では詳しく志望動機のアピール力を上げるポイントを紹介します。
広い業界研究から始める
皆さんは世の中にはどんな業界があるか想像がつきますか?
たくさんの選択肢がある中から適当に絞って研究を進めていくのはもったいない!
まずは自分の希望業界を見つけましょう。見つかったら、希望企業を選ぶため、志望理由を書くために深い業界研究、企業研究と研究の幅を狭めていくのです。
広い業界研究
↓
深い業界研究
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企業研究
企業理解を深める
次に企業研究から企業理解を深めます。この際には次の 4 点に着目しましょう。
・1 企業理念 考えや思い
・2 ビジョン 目標
・3 ターゲット 誰に向けて
・4 商品、サービス 何を提供しているか
これらは企業のHPを見ると詳しく記載されています。特に社⻑のメッセージには企業 の方針や、社⻑の願いなどヒントがたくさん隠れているのでよくチェックしてみましょう。
では志望動機もフレームワークに沿って書いてみましょう。
いかがでしたか?
ESを書くにあたってたくさんの準備が必要だということがお分かり頂けたでしょうか。
夏季のインターンシップにESを提出しようとしている方は特に、3 回生になったとたんすぐ取り掛からないと、後々提出期間とテスト期間がかぶったり企業説明会の予定で日が埋まったりして時間がなくなりますよ。
何事も余裕をもって、時間のあるうちにES対策しておくことをお勧めします。